資料2-1 広報あかし2024年3月15日号 買い物やおでかけがもっと楽しいまちへ 市はこれまで、障害のある人もない人も安心して暮らせる、すべての人にやさしいまちづくりを進めてきました。今号では、やさしいまちづくりへの取り組みを紹介します。 指差しでお店でのやりとりが簡単に 障害のある人などがお店の人とのやりとりをスムーズにするコミュニケーションカードが新しくできました。カードにはお店でのやりとりがイラストや文字で書いてあり、指差しで会話をサポートします。 配布窓口 障害福祉課、各市民センター、サービスコーナー、あかし総合窓口、総合福祉センター お問い合わせ 障害福祉課 918-1344 ファックス 918-5244 地域の団体の取り組みも 緊急時の「困った」をサポート もしもの時に備えて、項目にそってあなた自身のことを書き込んでいく、緊急時コミュニケーションカード(こみか)も。記入会を随時開催中です。お気軽にご相談ください。 お問い合わせ NPO法人ウエルネスハート 電話、ファックス918-6124 みんなにやさしいまちへ 日常生活の中には障害のない人には困らないことでも、障害のある人にとっては困ることがあります。そんな困りごとも少しの気配りで解消できることがあります。 車いすの人 段差があって、お店に入れない。 スロープがあればお店に入りやすくなります。 視覚障害の人 メニューに何が書いてあるか分からない。 点字メニューがあれば注文が可能になります。 聴覚障害の人 店員さんが何を言っているか聞こえない。 筆談ボード、コミュニケーションボードがあれば、話が伝わりやすくなります。 市が費用を助成します。 お手伝いします、みんなが利用しやすいお店づくり、地域づくり。 点字メニューや簡易スロープなどの設置にかかる費用を助成します。 助成額 点字メニュー、コミュニケーションボードなどの作成(上限額5万円) 折りたたみ式スロープ、筆談ボードなどの購入(上限額10万円) 簡易スロープや手すりなどの施工(上限額20万円) 対象 1 商業者など民間の事業者 2 自治会など地域の団体 3 サークルなどの民間団体 申請方法 まずは、インクルーシブ推進課にご相談ください。 地域の人が使いやすい施設へ 折りたたみ式スロープと手すりを設置 「地域の人が気軽に集まれる、ふれあいの場になると嬉しいです」(西島自治会・西島福祉会館) 車いすの人などを優先、みんなが利用しやすい施設へ エレベーターのドア、エレベーター前のフロアサインを、車いすやベビーカー優先を目立つように変更。 「優先エレベーターだと安心して乗れます」(パピオスあかし) 筆談ボードで意思を伝える 文字でやりとりをすることができます。 「聴覚障害のお客さんがいたので、導入しました」(カフェ) 指差しで会話をサポート、コミュニケーションボード お店でのやりとりをイラストでかいているので、指差しで会話できます。 「車いすの人もくつろげるお店にしたいです。スロープは高齢のお客さんにも好評です!」(美容院) 合理的配慮を提供している店舗はこちらから(QRコード) 障害のある人がアドバイザーに。暮らしやすいまちを一緒に考えます。 利用しやすいお店や参加しやすいイベントになるように、障害者の視点からバリアフリーについて一緒に考える「インクルーシブアドバイザー制度があります。ぜひご利用ください。 一緒に考えました。 ホテルの非常用警報設備の設置。 車いすの人や、視覚・聴覚障害の人が、光で非常事態を知らせる警報装置をどこに設置すればより分かりやすいかを、当事者目線でアドバイスし、意見交換しました。 一緒に考えました。 「インクルーシブ」って? 車いすでの買い物体験や車いすの人との交流を通じて、生活の中での工夫や配慮を知るきっかけづくりとなりました。 詳しくは、インクルーシブ推進課へ 電話 078-6037 ファックス 918-5617 市の取り組み 2016年4月 障害者配慮条例 合理的配慮の提供を支援する公的助成制度スタート 誰もが利用しやすいお店となるように、商業者や地域の団体が点字メニューや簡易スロープなどを購入する費用の助成をスタートしました。 2016年、150のお店から、2023年、400を超えるお店や施設。 2022年、あかしインクルーシブ条例 年齢、性別、障害、国籍に関わらず、すべての人が安心して暮らせるまちづくりを実現するための指針です。 国の動き 合理的配慮の提供が義務化されます。 障害者差別解消法が改正され、4月1日から企業やお店による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されます。 もっと利用しやすくなるように。 車いす利用者のためのバス乗車体験会を開催します。 車いすの人がバスを利用しやすくなるように、バスの運転手さんたちとコミュニケーションを取りながら、スロープを使ってバスの乗車体験ができます。ぜひ、ご参加ください。 日時 3月25日(月)午前10時30分から11時30分(雨天中止) 場所 大蔵海岸公園(朝霧歩道橋南側エレベーター付近) 定員 車いす利用者15人(先着順) 申し込み 3月21日までに電話・メール(氏名、連絡先を記入)でインクルーシブ推進課へ トピック カーリング女子団体、木戸めぐみさん(明石市在住) 冬季デフリンピックに出場。 3月2日から12日にトルコで開催された冬季デフリンピックに、明石市在住の木戸めぐみさんがカーリング女子団体の日本代表として出場しました。木戸さんは「メダルを取れるようにかんばります」と、大会への決意を語ってくれました。 (デフリンピック…耳が聞こえないアスリートのためのオリンピック)