ホーム > ようこそ市議会へ > 議会の広報 > 明石市議会だより一覧 > 第245号 令和2年1月発行 第2回定例会12月議会
更新日:2020年2月1日
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あかし市議会だよりは、日刊新聞6紙に折り込んで各家庭に配布しています。
議会局のほか、行政情報センター、各市民センター・サービスコーナーで無料で配布しておりますのでご自由にお持ちください。
また、目の不自由な方々等を対象に、音声版(CD)を作成しています。貸し出しを希望される方は、議会局総務課までご連絡ください。
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あかし市議会だより245号
2020年(令和2年)1月12日発行
令和元年第2回定例会12月議会が11月28日から12月20日まで開かれました。長期総合計画に関する重要な事項を調査審議する審議会の名称をあかしSDGs推進審議会に変更するための条例改正や、気候非常事態宣言に関する決議など、議案21件を可決、報告2件を了承、請願1件を採択したほか、議案2件を否決しました。
緑地面積率の緩和
市民の理解が必要
検討会で議論
問 市内事業者の生産力向上や雇用促進、事業拡大による税収増などが見込まれるため、工場立地法に基づく緑地面積率を緩和できる条例を制定すべきと考えるが、市の考えを聞く。
答 本市はSDGs未来安心都市・明石の創造を掲げ、「いつまでも・すべての人に・やさしい」持続可能なまちづくりを進めており、経済面や環境面などバランスのとれた総合的な取り組みが必要だ。 緑地面積率の緩和は、経済面では企業の設備投資を促し、生産性が向上することによって新たな雇用の創出につながるなど、経済発展に有効な手法と認識している。一方、環境面では市全体の緑地面積の維持・向上と市民の理解を得る必要がある。 来年度中を目標に学識経験者や商工会議所、環境団体、市民代表などによる検討会を設置し、本市の緑地の在り方などを幅広く議論していく予定だ。
大規模停電時
非常用電源に電気自動車
広く周知・啓発が必要
問 国は、大規模停電時に電気自動車を移動電源として活用する体制を整える行動計画を公表した。この計画では、自治体や自動車メーカーに活用方法について積極的に発信するよう要請している。本市の今後の取り組みについて聞く。
答 昨年の台風15号では千葉県等で広域停電が長期間続き、多くの住民が不便な生活を強いられた。その際、避難所等ではハイブリッド車や電気自動車が非常用電源として利用された。本市としても有用性を認識し、地域防災計画に非常用電源として電気自動車等の活用を記載したいと考えている。現在、市内の自動車販売店とハイブリッド車等の活用の検討を始めている。これらの車種は、普及率が向上し、停電時の家庭での電源確保が期待されるため、防災訓練等を通じて活用方法の周知・啓発に努めていく。
明石のランキングは37位に上昇
誰もが暮らしやすいまちづくりを
問 全国の働く世代を対象に日経BP総研がアンケートを実施し、明石市は37位であった。今後より住みよい街を目指して、どのような施策に力を入れるのか。
答 シティブランド・ランキング住みよい街2019は、街などに対する住み良さについて、安心・安全、快適な暮らし、生活の利便性など8分野38項目を評価・集計したものだ。本市は前回の87位から大幅に上昇したが、これは大阪等へのアクセスの良さに加え、明石駅前再開発や子育て施策の充実により、まちの魅力が徐々に認知・実感されつつあることが要因だと認識している。 今後は、明石の良さを理解した上で明石駅前だけではなく市全体にわたって、こども総合支援の充実だけではなく高齢者施策の重点的展開など、世代を問わず誰もが暮らしやすいまちづくりを着実に進めていく考えだ。
市民共通の誓い
市民憲章
制定の考えは
問 市民共通の誓いとなる親しみのある市民憲章の制定について、市の考えを聞く。
答 市民憲章は、まちの理想像や市民の主体的な行動などを分かりやすい表現で定めたものであり、全国の約8割の市が制定している。 本市は、昭和50年に全国に先駆けてコミュニティ元年を宣言し、コミュニティづくりを市政運営の柱に据えてきた。さらに、平成18年に協働のまちづくり提言書を策定、22年には自治基本条例を制定し、自治の主体である市民の権利と役割を規定した。また、長期総合計画において、10年間で実現を目指すまちづくりの目標を市民参画のもとで定めるなど、市民憲章とは形が異なるものの、市民とともにまちづくりを進めてきたところだ。 市民憲章の制定については、市民意識の高まりの状況を見極めながら、他市の事例も参考に調査・研究していきたい。
明石港東外港地区の再整備
新庁舎整備との相乗効果
民間活用地の有効活用
問 明石港東外港地区の再整備と市役所新庁舎の整備および現庁舎敷地に予定する民間活用地との関係、大蔵海岸への回遊性を聞く。
答 明石港東外港地区を所有する兵庫県は、民間活用による再整備を行うため新年度以降の事業者決定に向けて取り組んでいる。一方、本市の新庁舎整備は、今年度中に基本計画を策定、新年度に基本設計の完成と実施設計の着手など竣工までには6、7年かかる見込みであり、東外港地区の再整備が数年先行する。しかし、現庁舎敷地に予定する民間活用地は、東外港地区と隣接するため一体のエリアとして相乗効果が発揮できるよう、県と情報共有を図り連携に努める。また、明石港周辺は新たな南の拠点として重要なエリアであり、大蔵海岸までの回遊性の向上を図るため、民間活用地の有効活用に取り組んでいく。
LGBTへの支援
パートナーシップ制度導入
当事者ニーズが重要
問 LGBT(性的マイノリティー)の人権問題について、本市の取り組みを聞く。
答 本市はパートナーシップ制度について、新年度中の導入に向けた検討を進めている。内容については、他の自治体の例を参考に、当事者の声を聴きながらニーズに沿ったきめ細やかな検討を進めていきたい。また、当事者のかたが不安を感じることなく利用できる制度にするためには、広く市民に啓発することが重要であり、まずは市職員が性の多様性について十分に理解できるよう、今後も人権意識を高める研修を実施していく。 さらに、施策を効果的に進めていくため、新たに施策を担当する専門職を募集し、自身の知識や経験に基づき、実効性の高い政策形成に携わってもらい、全ての人が大切にされるまちづくりを推進していきたい。
就職氷河期世代
支援が必要
採用試験の実施は
問 バブル崩壊後の影響による就職氷河期世代に対する認識を問う。また、その世代に特化した採用試験を行うなどの支援を進めるべきだと考えるが、市の見解は。
答 就職氷河期世代の安定した就業は、税収の向上や生活の安定による婚姻率の改善などが見込まれ、今後のまちづくりにおいて重要なことと認識している。 本市は、これまでも優秀な人材を確保するため、募集職種ごとに柔軟な年齢要件の設定を行ってきた。今年度も事務職や技術職は40歳、福祉職などは50歳、任期付職員は64歳まで受験可能としている。今後は、国の就職氷河期世代の採用拡大を求める通知や県内の他都市の動向を注視しながら検討していく。 また、ハローワークや明石商工会議所が、企業に対し就職氷河期世代の雇用の働きかけを行っているため、それらの関係機関などと連携し民間事業者への波及も進めていきたい。
市民まつりの開催
安全対策を最優先に
実施の可能性も含め検討
問 本市は平成13年の事故以来、継続的な市民夏まつりは開催していない。100周年記念事業を無事に終えたことで機運が高まり、市民からの要望もあることから再開すべきと考えるが、市の見解は。
答 市民まつりについては、明石市民まつり検証・創造会議において22年に検証を行い、地域の活性化や市民の思い出づくり、明石への誘客などにつながるまつりを目指す新たな市民まつりの在り方について提言があった。100周年記念事業ではこの提言を実現できたと考えている。今後は、まず令和3年に天皇皇后両陛下ご臨席のもと行われる全国豊かな海づくり大会の開催に向け、国や県と緊密に連携し成功させる必要がある。 市民まつりの開催については、十分な安全対策を最優先に行い、実施の可能性も含めて各種団体と情報を共有し、判断していく必要があると考える。
訪日外国人観光客を明石へ
市内企業の活性化につなげる
問 増加する訪日外国人観光客を本市に誘客することで市内企業の活性化が図れないか、市の見解を問う。
答 日本政府観光局の2018年統計データによると、訪日外国人観光客は3100万人を超え、2025年の大阪・関西万博などに向け、ますます増えていくことが予想される。この需要を取り込むことは、飲食・宿泊・土産物販売といった市内産業の活性化に効果があると考える。 明石観光協会では、ツーリズムEXPOジャパンへの出展、海外メディアや旅行業者を現地視察へ招待するなどの誘客に取り組むとともに、ひょうご観光本部などの広域観光組織との連携も行っている。 また、外国人を含め誰もが安心して楽しめるユニバーサルツーリズムの推進や、リニューアルする観光案内所での多言語案内の充実など、さまざまな取り組みを進め観光産業の活性化につなげたい。
まちづくりの方向性を明確化
長期総合計画の名称を
あかしSDGs推進計画へ
問 本市が進めるSDGsにかかる施策は福祉施策に偏っているように感じる。そのような中、次期長期総合計画の名称をあかしSDGs推進計画に変更する意図や効果を聞く。
答 SDGsは、経済・社会・環境の各課題に対して、相乗効果が生まれるようバランスよく取り組むことで、将来にわたり持続可能なまちづくりの実現につながるとされている。現在、SDGsの全国的な展開が進む中、本市も今後のまちづくりの方向性として、この理念を明確に長期総合計画に位置付けるため、名称の変更を行うものだ。 本市は、SDGs未来安心都市・明石を掲げ、SDGsの理念を反映した施策を実行しているが、目標の達成には社会全体で取り組む必要がある。今後、この理念を市民や事業者、各種団体とも共有し、明石全体で取り組みを進めていきたい。
市営住宅の連帯保証人
新年度より廃止する方針
3月議会に条例改正を提案
問 高齢者が賃貸住宅に入居するための連帯保証人を探すことは困難な状況にある。兵庫県は、新年度から県営住宅への入居時に求めている連帯保証人を廃止する方向で調整しているが、市営住宅でも同じ対応ができないか。
答 民法改正により、今年4月から保証人を設定する場合は、極度額(上限額)を設けることが必要になる。 これを受け国からは、身寄りのない単身高齢者等が増加していることを踏まえ、今後、公営住宅の入居時に求めている保証人の確保が困難になることが懸念されるため、保証人を前提とする考えから転換すべきとの通知が出された。 本市としても現行制度を見直し、市営住宅への入居時に求めている連帯保証人について、新年度より廃止する方針である。今後は、3月議会に条例改正案を提案する予定だ。
フレイル予防の取り組み
早期の対策が効果的
市民に広く啓発を
問 高齢者の健康長寿のためのフレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)予防の取り組みについて、市の考えを聞く。
答 本市では、地域総合支援センターで体操を中心とした高齢者の運動機能向上を行っているほか、保健所の管理栄養士による出前講座などにおいて栄養状態や口腔・運動機能の向上等、フレイル予防の基本的な知識の普及や実践指導を実施している。さらには、医師会や歯科医師会でも講演会や研修を開催するなど関係機関と連携し、積極的に市民への意識啓発を行っている。また、フレイルは早期の対策により改善が見込まれるため、本人以外にも理解を広げる必要がある。 今後も地域総合支援センターと保健所の連携を中心として疾病予防や介護予防を必要とする高齢者に対し、効果的な取り組みを進めていきたい。
小中学校の安全対策
検証の結果
現行の警備体制を維持
問 現在、小学校では警備員が1名常駐し、それ以外は監視カメラで対応しているが、以前のように2名体制に戻せないか。また、中学校への監視カメラ設置の考えを聞く。
答 本市は平成18年度から全小学校に警備員を2名配置し、26年度から、より効果的に安全を確保するため、監視カメラを設置した上で警備員を1名とするモデル事業を行っており、29年度からは全校で実施している。安全面や運用面から検証した結果、教職員の安全意識の向上や地域の見守り活動と学校の連携、協力の進展などが図られたと認識している。今後も現行の警備体制を維持しながら安全対策の検証を続けていく。 中学校では校舎で機械警備が行われているため、監視カメラは設置していないが、安全対策や費用対効果、他都市の状況などを総合的に勘案しながら、引き続き設置について検討していきたい。
統合型校務支援システム
学びと育ちのため
児童生徒の情報を一元化
問 教員が児童生徒と向き合う時間を確保し、教育に関する全ての情報共有と児童生徒の育ちを支援するため、統合型校務支援システムを導入しないか。
答 本市が目指すシステムは、出欠情報をはじめ健康診断記録、成績情報などから、子どもの育ちと学びの個人カルテを作成し、情報を体系的に蓄積することにより、児童生徒を一人も取り残すことなく、個々の適性に応じた学びと育ちを支援するものだ。学力向上や不登校などの課題解決にもつなげることに加え、情報の一元化により教員の業務効率が向上しし、教材研究や児童生徒と向き合う時間が確保され、教育の充実を図ることができる。 すでにプロジェクトチームを立ち上げており、仕様の作成に取り組んでいる。システムの活用範囲を関係各課で協議し、早期導入に向け準備を進めていく。
教育相談や生徒指導の対応
全中学校に専門職を配置
問 教育相談や生徒指導の体制を強化するため、いじめ対策の軸となる生徒指導相談員とスクールソーシャルワーカーについて聞く。
答 生徒指導相談員は、本市が独自に配置する専門職で、朝のあいさつ運動をはじめ、校内巡視、学級に入りづらい生徒への関わりなど活動は多岐にわたる。これらにより、生徒の現状が把握でき、問題行動等の未然防止や発生時の早期対応に寄与している。 配置校と人数は、その時々の教育課題に応じて、校長会の意見等を踏まえ決定している。 また、今年度から、スクールソーシャルワーカーを全13中学校区に配置し、教育分野の知識に加え、社会福祉等の専門的な知識や技術を用いてさまざまな角度から継続的な支援や見守りを行っている。今後もさらなる支援の充実を目指し、資質向上を図るための研修を引き続き実施していく。
合理的配慮の提供
誰もが安心して
受診できる体制
問 発達障害児が安心して受診できる環境の整備が必要であるが、市の見解を問う。
答 本市は平成28年4月に障害者配慮条例を施行しており、医療をはじめ、あらゆる場面で合理的配慮の提供等をさらに推進していく必要がある。発達障害児の診察を円滑に進めるためには、医療機関の理解と配慮の浸透が重要と考えている。国は、発達障害のある人と医療スタッフとのよりよい関係の構築のために医療機関向けのハンドブック等を作成しており、他都市では患者の特徴や配慮してほしいことを伝える受診カードを活用している。本市としてもこうした取り組みを参考に実効性ある取り組みをさらに検討したい。新年度には(仮称)ユニバーサル歯科診療所を開設し、誰もが安心して受診できる体制を整える。今後も発達障害児が医療機関を不安なく受診できるよう環境整備に取り組んでいく。
SNSの利用は注意が必要
被害に巻き込まれないよう
情報モラルの向上を
問 会員制交流サイト(SNS)等に起因する本市の児童生徒の被害状況やその対策を問う。
答 インターネット上の不適切な書き込みや投稿によって、本市の小中学校でもさまざまなトラブルが発生している。昨年4月から10月までのいじめを含むSNSが原因となる問題行動は44件であった。 対策としては、情報モラル教育や専門家による講演会を行うほか、小学校高学年と中学生を対象にアンケートを実施し、携帯電話やスマートフォンの利用状況の把握とルール作りに活用している。また、家庭や地域の認識も重要であるため、PTA講演会や地域団体の研修会、中学校の入学説明会でフィルタリングなどの重要性を啓発している。 今後も、児童生徒が安全にインターネットを利用できるように、情報モラルを向上させる取り組みを充実させるとともに意識の高揚に努めていく。
採択された請願
○気候非常事態宣言に関する決議を求める請願
福祉避難所の開設訓練
今後は要配慮者本人も参加して実施
問 昨年11月に実施した福祉避難所開設訓練は、要配慮者本人が参加せず代役で行われた。避難の手順等の確認は必要だが、実際の災害時に要配慮者がどう行動すべきかを訓練する必要がある。市の考えを聞く。
答 本市は平成29年に民間施設と福祉避難所設置運営に関する協定を締結し、円滑な避難所開設のため、市職員を中心に手順等の確認を行う訓練をした。その後、協定を締結した法人と意見交換を行い、福祉避難所設置運営マニュアルを作成した。その検証と課題抽出のため法人が避難所を開設する想定の訓練を行い、施設職員を中心に災害発生時の課題等を確認した。 今後は要配慮者本人が参加し、当事者目線の課題を明らかにする訓練に移行するとともに、各小学校区で実施している防災訓練への参加も合わせて、要配慮者の安全確保に向けた取り組みを進めていく。
平和の尊さを伝える資料室
文化博物館2階に設置
令和2年7月開設予定
問 平和資料室設置の準備状況と展示内容について聞く。
答 平和の大切さを後世に伝えるため、文化博物館2階の国際交流室を改装し、平和資料室を設置する準備を進めている。開設日は啓発効果等を考慮し、終戦75周年となる令和2年、本市において最大の空襲があった7月7日を予定している。 開設当初には、太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会が所蔵するパネルの展示や小学生等を対象とした平和フィールドワークを実施する予定だ。なお、本市が受けた空襲の被害や太平洋戦争時の資料などを中心に展示し、来館者が平和について考えるような工夫もしたい。 また、小学3年生は国語の授業で戦争当時の暮らしについて学習する。文化博物館の常設展示等とともに平和資料室の見学を授業に組み込むことで、戦争の悲惨さや平和の尊さの理解を深めてもらう啓発の機会としたい。
ひとり親家庭に
生活の安定と
自立のための支援
問 ひとり親家庭の生活の安定と自立のためには、きめ細やかな支援が必要と考えるが、本市の取り組みを聞く。
答 本市では、全ての子どもを対象とした総合的な支援を推進しており、ひとり親家庭への支援についても充実を図っている。自立支援員による相談のほか、弁護士職員らによる専門相談も実施し、相談や情報提供の充実を図るとともにセミナーや親子クッキングなどにより親同士や親子の交流を図り孤立防止につなげている。また、就労支援員を配置し、ハローワークと連携して就労につなげるほか、児童扶養手当の実質毎月支給や家事育児の負担を軽減し、自立を促すために支援員を派遣する事業を行っている。さらに、税法上の控除が適用されない未婚のひとり親に対しても婚姻歴のあるひとり親と同等の支援を行い、家庭環境に左右されることなく安心して生活できるよう努めている。
大型化する台風による被害
停電や避難所生活が長期化
水や電源の確保策を検討
問 気候変動により大型化する台風被害などの災害に対する本市の認識と対策について聞く。
答 気候変動による地球環境への影響が懸念される中、豪雨や大型台風などによる風水害が頻発し、被害地域での長期にわたる停電や避難生活が問題となっている。本市は災害時の停電に備え、ガソリンを燃料とする小型発電機を備蓄している。しかし、燃料の取り扱いに注意が必要で、屋内では使用できないなどの問題があるため、避難所となる小中学校に蓄電池の配備や太陽光発電設備の設置ができないか調査している状況だ。また、小中学校にはアルファ化米などの食料、毛布や簡易トイレなどを備蓄しているが、今年度末までにはさらに飲料水も配備する予定だ。 今後も停電対策の調査・研究を進めるとともに気候変動問題に対しては、気候非常事態宣言の表明も含め検討したい。
ジェンダー平等の実現
高校生から提言
男女混合名簿に変更
問 昨年11月に開催した高校生議会の中で、SDGsのゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに話し合った高校生議員から、学校の名簿を男女混合にしてはどうか。また、男女の区分を問わず制服を自由に選択できるようにしてはどうかと提言があった。市の見解を問う。
答 明石商業高校では、男女別名簿をこれまで指導上の利便性から使用してきたところである。多様性を尊重する現代社会に対応し、当事者である生徒の内面を重視することが必要であることから、今後は男女混合名簿の使用に向けて取り組んでいく考えだ。 また、男女の区分がない制服を含め、本人が自由に制服を選択できることに対しては、教員や生徒など、周囲の理解を得られるための研修等を行い、周知・啓発に取り組む必要がある。その方法については、今後、調査・研究していきたい。
総務常任委員会(令和元年8月7日から9日)
SDGs実施指針の策定及び当該指針に基づく取り組み
8月8日(木曜日)静岡県静岡市
視察概要
静岡市では、地域課題の解決や市内企業の成長などのために市民団体、企業等と協力関係を築き、それぞれの強みを持ち寄って、持続可能なまちづくりを推進している。その推進に世界共通の目標であるSDGsを用いることが有効であると考え、実施指針を策定し、さまざまな事業を行っている。 その結果、SDGs未来都市として国から選定されるとともに、国連から世界各地域をけん引するSDGsハブ都市として位置付けられている。
その他の視察
8月7日(水曜日)静岡県三島市AIスタッフ総合案内サービス
8月9日(金曜日)静岡県藤枝市ICTで人の流れを呼び込むまちづくり
文教厚生常任委員会(令和元年8月5日から7日)
校務支援システム
8月5日(月曜日)東京都大田区
視察概要
大田区では、校務の効率化で教職員の事務作業の負担軽減を図り、子どもたちによりよい指導を行うことを目的に校務支援システムを導入している。 校務支援システムは、連絡機能、成績管理機能、保健管理機能などを同一のソフトで利用できる統合型システムである。教育委員会と各小中学校で情報の伝達や共有が行えるほか、区内の転出入や進学の時も学籍情報を引き継ぐことができる。
その他の視察
8月6日(火曜日)東京都西東京市PTA廃止の経緯と現状
8月7日(水曜日)神奈川県横浜市日本虐待・思春期問題情報研修センターの運営
生活文化常任委員会(令和元年7月31日から8月2日)
船橋市北部清掃工場整備・運営事業
7月31日(水曜日)千葉県船橋市
視察概要
船橋市では、老朽化に伴い北部清掃工場を建て替え、平成29年から稼働している。同施設は、事業方式としてDBO方式(公共が資金調達を行い、設計・建設に加えて運営を一括して事業者に発注する方式)を採用したことにより、直営の場合よりも約14億円の経費削減ができたと試算している。 また、焼却エネルギーで発電を行い、施設の電力を賄っているほか、余剰電力を電力会社に売却し、年間6億円程度の売電利益がある。
その他の視察
8月1日(木曜日)神奈川県鎌倉市かまくらプラごみゼロ宣言
8月2日(金曜日)愛知県名古屋市犬猫の殺処分を減らすための取り組み
建設企業常任委員会(令和元年7月23日から25日)
ニューモビリティタウンの取り組み
7月23日(火曜日)愛知県春日井市
視察概要
春日井市では、県、名古屋大学、交通事業者、トヨタ自動車等と連携し、高齢社会における自家用車以外での外出促進と運動やコミュニケーションの機会の増加などを目指して、自動運転や相乗りタクシー、ボランティア輸送の実証実験に取り組んでいる。 今後は、バスの自動運転化、バス専用レーンの整備も検討し、先進技術による快適なモビリティサービスの取り組みを進めていく。
その他の視察
7月24日(水曜日)東京都豊島区小規模公園活用プロジェクト
7月25日(木曜日)埼玉県富士見市デマンド交通(デマンドタクシー)
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議案の概要については市議会のホームページもしくは市役所1階の行政情報センターで閲覧できます。
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