更新日:2024年7月18日
市街地再開発事業
概要
目的
市街地再開発事業は、低層の木造建築物等が密集し、生活環境の悪化した平面的な市街地において、細分化された敷地を広く統合し、不燃化された共同建築物(再開発ビル)を建設するとともに、道路・公園・緑地・広場などの公共施設やオープンスペースを確保することによって、安全で快適な都市環境を創造しようとするものです。
著書 /「補助事業・優良建築物等整備事業の手引き<第二版>」
監修 / 国土交通省住宅局市街地建築課、国土交通省住宅局市街地住宅整備室
編集 / (社)全国市街地再開発協会
発行 / 株式会社 彰国社 より
事業の種類
明石市内の市街地再開発事業
明石市内における市街地再開発事業の概要は次のとおりです。
[1] 東仲ノ町地区第一種市街地再開発事業
- 地区の概要
当地区は、JR及び山陽電鉄明石駅から東へ約100mに位置し、国道2号と電鉄軌道に挟まれた街区でした。古くからの駅前商店街として発展してきた市の中心商業地でしたが、昭和40年代より、商業の中心が駅の南側地域へ移る一方、当地区は依然として戦前からの木造老朽建物が密集し、土地利用も細分化され、用途も住商混在していました。そのため建物の防災不燃化とあわせて地区の住環境・商業環境の改善と中心市街地にふさわしい街区構成を行いました。
- 所在地
明石市東仲ノ町
- 施行者
東仲ノ町地区市街地再開発組合
- 区域面積
約1.6ha
- 敷地面積
12,614m2
- 建築面積
9,720m2
- 延床面積
91,198m2
- 構造
鉄骨鉄筋コンクリート造他
- 階数
地下1階地上14階建
- 用途
住宅159戸、店舗(アスピア明石)、駐車場788台、公共公益施設
- 工事着工
平成10年1月
- 工事完了
平成13年11月
▼配置図
▼断面図
[2] 朝霧駅前地区優良建築物等整備事業
- 地区の概要
当地区は、明石市と神戸市の市境に位置し、神戸・大阪のベットタウンとして開発された大規模団地「明舞団地」に近接しています。しかし、駅前周辺は未利用地が多く存在したことから、駅前広場に隣接する当地区において、地権者が共同で事業を行うことにより、周辺整備計画に調和した駅前にふさわしい店舗・住宅等の施設を整備しました。
- 所在地
明石市大蔵谷
- 施行者
民間事業者
- 区域面積
約0.3ha
- 敷地面積
2,846m2
- 建築面積
1,947m2
- 延床面積
12,136m2
- 構造
鉄骨鉄筋コンクリート造
- 階数
地下3階地上10階建
- 用途
住宅(76戸)、店舗、駐車場(68台)
- 工事着工
平成5年10月
- 工事完了
平成8年3月
▼断面図
[3] 明石駅前南地区再開発事業
- 地区の概要
当地区は、JRと山陽電鉄の明石駅南口の駅前広場と国道2号の間に位置し、本地区を含む明石駅周辺の中心市街地は以前までは広域集客力を有し、大いに繁栄していました。しかしながら、平成10年の明石海峡大橋開通による淡路島への旅客船乗降客の減少や、平成17年の本地区内の大型店の撤退により、中心市街地の衰退と空洞化が進展していました。そこで、中心市街地の新たな拠点づくり、明石の玄関口にふさわしい顔づくりとして、商業・業務施設や公益・行政サービス施設、共同住宅を中心とした施設建築物の整備や駅前広場の改修・再整備を行いました。
- 所在地
明石市大明石町1丁目
- 施行者
明石駅前南地区市街地再開発組合
- 区域面積
約2.19ha
- 敷地面積
8,097m2
- 建築面積
7,040m2
- 延床面積
65,849m2
- 構造
鉄骨鉄筋コンクリート造他
- 階数
地下2階地上34階建
- 用途
住宅216戸、店舗・事務所、公共公益施設、駐車場
- 工事着工
平成26年6月
- 工事完了
平成29年3月
▼配置図
▼断面図
明石駅前南地区第一種市街地再開発事業(パンフレット)(PDF:13,557KB)
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