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更新日:2024年6月14日
重症熱性血小板減少症候群(以下、「SFTS」という。)はSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで主に感染します。
マダニは森林や草地など屋外に生息する比較的大型のダニ(食品等に発生する「コナダニ」やじゅうたんや寝具に発生する「ヒョウヒダニ」など住宅内に生息するダニとは種類が異なる)で、回帰熱、SFTS、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、ライム病などの病原体を保有していることがあり、咬まれることでこれらの病気に感染する恐れがあります。
原因となるマダニは森林や草地等の野外に生息しており、野山や畑、草むらなど、ダニの生息場所に出かけるときや、野外活動時には予防対策が必要です。
・主な症状:発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)の他に頭痛、筋肉痛など
・潜伏期:6~14日間
・マダニに咬まれないようにすることが、最も重要です。
・草むらなどダニの生息場所に入るときは、長袖、長ズボン、手袋、長靴等を着用しましょう。(肌を露出するようなもの避ける。)
・服は明るい色のものがお薦めです(ダニを見つけやすくなります)。
・虫よけ(忌避剤)の併用も、効果が期待されます。
・直接、草むらや地面に座ったり、衣服をおかないようにしましょう。
・屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認してください。
・マダニの咬まれた場合は、無理に自分で引っ張ったりせずに、ただちに皮膚科などでマダニの頭部が残らないように除去してもらいましょう。
・マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は早期に医療機関を受診してください。
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