ホーム > 市政情報 > 広報 > 撮れたて情報 > 2021年度バックナンバー > 撮れたて情報 2021年12月28日 明石ノリ「一番摘み」 刈り取りが始まっています
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更新日:2021年12月28日
(写真)網を持ち上げノリを刈り取る「もぐり船」
「もぐり船」と呼ばれる船で、ノリ網の下にもぐりこんで、ノリを収穫(刈り取り)する作業が明石沖で始まっています。
ノリ網1枚ごとに、20秒ほどかけて丁寧に刈り取る様子は、明石の冬の風物詩。
船がノリ網を持ち上げ、網の下をくぐりながら、頭上のノリを刈り取ります。
明石沖では、海中に含まれる窒素やリンなど栄養塩の量が基準を上回るのを待ち、海にノリ網を張り込む時期を、例年よりも遅らせました。
今シーズンは12月20日からノリの刈り取りが始まり、4月ごろまで作業が続きます。
港に船が帰ってくると、収穫されたノリを、加工場へ運び込みます。
刈り取ったノリをタンクに入れ、洗った後、異物除去機にかけ、ゴミを取り除きます。
最後にノリを細かく刻み、1枚1枚機械で抄いたノリをすのこに張り付け、乾燥機で乾燥します。
できあがったノリは、センサーでチェックするとともに、人の目で1枚1枚丁寧に確認した後、品質・等級ごとに区別され、出荷されます。
今年は10日に予定されていた兵庫県産ノリのシーズン最初の入札会が中止になるなど、播磨灘全域でノリの生産が遅れていましたが、12月26日に開催された入札会では、「一番摘み」の明石ノリが出品されました。
市漁業組合連合会の戎本裕明副会長は「海の栄養が少なくて、ノリ網の張り込みがだいぶ遅れたが、明石ノリが順調に獲れ始めています。思っていたより色が濃くて、味もおいしいノリを家庭に届けることができそう。潮の流れが速い播磨灘で育った明石ノリの、口に入れるとじゅわっと出る味のコクを楽しんでほしい」と話してくれました。
「一番摘み」は、香り高く、やわらかいのが特徴。
年末年始は「一番摘み」の明石ノリを味わってみませんか。
刈り取り作業を進める「もぐり船」がたくさん出港している早朝の明石沖
もぐり船がダイナミックにノリを刈り取りながら網の下を何度も往復します
摘みたてのノリは今日中に加工されます
細かく刻まれたノリは、1枚1枚機械で、すのこに張り付けた後、乾燥させます
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