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更新日:2023年5月8日
12 瀬戸内海と淡路島(八木遺跡公園から)
【応募者からのコメント】
今までゆっくりと海を眺める余裕なく過ごしてきましたが、心に潤いがほしくなり、海辺へドライブに出ました。その時の写真です。懐かしい穏やかな気持ちになれました。
(景観担当者より)
よく晴れた八木遺跡公園から撮影されたもので、空気の清々しさを感じます。遺跡の向こうに瀬戸内海、国生みの島淡路島を眺める景観は、まさに歴史をつなぐものです。
13 明石港にたたずむ旧灯台(港町2番地先から)
【応募者からのコメント】
忘れがちな過去を偲ぶことができる唯一のもの
(景観担当者より)
この旧灯台(波門崎燈籠堂)は、国の登録有形文化財の指定を受けており、明石市観光協会のホームページにて案内されています。約400年前に栄えた港と、そこから望む当時の絶景を回顧したときに、失くしてしまった「とき」を楽しむ余裕を取り戻したいと思いました。大切なことに気付かせてくれる景観です。
14 古代山陽道跡と稗沢池(稗沢池から)
【応募者からのコメント】
稗沢池のまん中を直線で分割する土手は、古代山陽道の跡と言われている。7世紀の大化の改新の頃に整備されたとされ、それよりも古い古墳と共に明石市内では最も古い人文景観であると思われる。明石市民には、千年以上続いたこの歴史的景観を慈しみ保全していく義務がある。
(景観担当者より)
なじみのある国道2号の沿線に、古代山陽道が稗沢池の真ん中を通っていることを、こちらのご応募により初めて知りました。ついつい日常に忙殺されがちですが、このような歴史景観をきっかけに、周辺の遺跡にも思いを巡らせてみたいと思います。
15 築山への坂道(港町7-4から)
【応募者からのコメント】
江戸時代明石港浚渫の土砂を積んだところは築山(月山)と呼ばれ、ここから見る景色が一番といわれていました。
私が子供の頃は、「やまのうえ」と呼んでいたところで、この坂道で三輪車を走らせて遊んでいました。石畳が残っています。
(景観担当者より)
こちらの景観も、今回のご応募により初めて知りました。あかし芸術文化センター発行の「新明石の史跡」によると、約400年前、明石港内を掘った際の砂で築山を築いたとされています。応募者様が石畳に抱かれる懐かしい思いが、このアングルの写真から伝わってきます。
16 明石公園から観る築城400周年の明石城(明石公園から)
【応募者からのコメント】
築城400周年を迎える明石城を、普段から市民の憩いの場となっている明石公園の一角から撮影しました。あくまでも普段の景観を切り取るイメージで撮影しました。
(景観担当者より)
手前の落ち着いた木々と奥の青空に浮かぶ大きな雲が、明石城と調和しており素晴らしい景観だと思います。よい景観とは周囲との調和であることを教えてくれるもので、100年後も200年後も誇れる景観です。
17 教会(天文町2丁目2-4から)
【応募者からのコメント】
1933年(昭和8年)4月9日に教会として第1歩が始まり、2019年現在で86年になります。地域の教会として末永く残していきたいです。
(景観担当者より)
今年で築87年になる歴史ある教会で、丁寧に修繕等を施されてきたことが伝わってきます。空の青さが、藍色、蒼さとも表現できそうな深みのある色で、教会の明るいグレー色を引き立てています。
18 住吉神社の鳥居(住吉公園から)
【応募者からのコメント】
通学していた学校の近くだったため、友人と一緒に散歩することがよくありました。しかし、当時はこの環境を当たり前のように感じており、由緒正しい住吉神社でのひとときが、とても贅沢なものであったことに気付いたのは、卒業して何年も経ってからのことでした。子の七五三詣りにて、この鳥居からの絶景を共に眺めたことからも、これから何世代にわたっても、心潤す景観であることを望みます。
(景観担当者より)
ここで詠まれた藤原定家の和歌は百人一首に選ばれております。
「来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」
松帆の浦は淡路島のことで、ここからの海の眺めが絶景であったことが伝わってきます。
わがまちあかし十景のひとつにも選ばれており、明石市にとって誇れる景観のひとつです。
19 海峡を見守る明石港旧灯台(明石港旧灯台から)
【応募者からのコメント】
古くから海と共に歩んできた明石のまちなので、これからも海を感じさせる景観を大切にしたいと思います。
(景観担当者より)
写真に映る全てのものが「海」を感じさせてくれる豊かな景観です。灯台、明石海峡大橋と淡路島へ向かう船、水しぶき、それを見守る背中が温かい気持ちにしてくれます。
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