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更新日:2023年3月29日

市内の犯罪発生状況

1.刑法犯全般

市内における刑法犯認知件数は、最多であった平成14年の11,555件から減少を続け、令和3年は平成14年の約15%となっていましたが、令和4年は20年ぶりに刑法犯認知件数が増加しました。

(刑法犯認知件数の推移)

刑法犯認知件数 増減数 減少率
平成14年 11,555件 100%
令和3年 1,575件 ▲9,980件 ▲86.4%
令和4年 1,740件 165件 10.5%

2.街頭犯罪

刑法犯のうち、市民の皆様が身近に感じる犯罪を「街頭犯罪」と呼び、警察で類型別に統計がとられています。こちらも年々減少していましたが、令和4年は自転車盗をはじめとする乗り物盗や車上ねらいが増加しています。
自転車盗などはゲートウェイ犯罪と呼ばれ、犯罪の入口となることから、このような犯罪を減らしていくことが、まちの治安向上に重要となってきます。
忍込み(家人が寝ている間に侵入して金品を盗む犯罪)やひったくりなどは、金銭的な被害だけでなく犯人との接触による怪我なども心配されます。また、連続発生する可能性がありますので、市としても発生時には積極的に広報しています。

(令和4年の発生状況)

ひったくり 車上ねらい 部品ねらい  乗り物盗   空き巣   忍び込み 
 令和3年  0 52 43 270 22 3
 令和4年  0 59 25 363 18 5

3.特殊詐欺

オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺などの特殊詐欺については、ここ数年、件数、被害額ともに高い水準となっています。市内の被害件数及び被害額は、令和3年には51件 約8,446万円、令和4年には62件 約6,053万円となっています。とくに一人の被害者が複数回にわたり、数十万円から数百万円をだまし取られるなど被害が深刻です。
振り込ませる手口だけでなく、手交型といわれる、現金やキャッシュカードを直接だまし取る手口が増えています。被害にあった人の8割以上が65歳以上の高齢者で、7割以上が女性となっています。また、8割以上が「自分が被害にあうと考えていなかった」と答えています。
市や警察では、広報紙や自治会回覧、ポスター掲示、メール配信、防災行政無線などを通じて注意喚起をしていますが、被害防止が難しく、課題となっています。

(特殊詐欺の被害状況)

被害件数 被害額
令和3年 51件 約8,446万円
令和4年 62件 約6,053万円

 

(令和4年の特殊詐欺の手口別被害状況)

手口 件数 被害額
オレオレ詐欺 6件 約1,100万円
架空料金請求詐欺 40件 約3,379万円
還付金詐欺 6件 約371万円
預貯金詐欺 5件 約503万円
キャッシュカード詐欺盗 5件 約700万円
62件 約6,053万円

4.子どもへの犯罪

市内においては、子どもに関する誘拐や殺人などの重大な事件は発生していませんが、全国においては毎年のように重大事件が報道されている状況であり、近隣市では2014年神戸長田区小1女児殺害事件、2007年加古川小2女児殺害事件などの事件が発生しています。
通学時は、スクールガードさんやPTAなどによる見守りが行われており、市も青色防犯パトロール車によって防犯パトロールを実施しています。引き続き、市や警察、地域のみんなで子どもを見守っていく必要があります。

お問い合わせ

明石市総務局総合安全対策室

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5069

ファックス:078-918-5140