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更新日:2019年8月2日
近年、生活の質の向上に伴い、よりよい生活環境が求められるようになってきたことに加え、都市の過密化も相まって、都市型あるいは生活型と呼ばれる騒音苦情が発生しやすい環境になっています。この騒音苦情の一つで増加傾向にあるものとして「低周波音苦情」があります。
人の聞き取れる音の周波数は概ね20ヘルツから20キロヘルツとされており、この内20ヘルツから100ヘルツの低い周波数の音と、通常聞こえない20ヘルツ以下の空気振動をまとめて低周波音と呼んでいます。
この低周波音が影響を与える対象としては、建具の窓や戸等の揺れやがたつきなどの物的なものと不快感や圧迫感による頭痛、不眠等の人的なものの2種類があります。
工場、事業場 ・・・送風機、真空ポンプ、機械プレスなど
交通機関 ・・・道路高架橋、ヘリコプター、船舶など
家庭生活 ・・・家庭用灯油ボイラー、家庭用ヒートポンプ式給湯機、家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム、エアコン室外機など
・低周波音問題対応の手引き書 (環境省環境管理局大気生活環境室)(外部サイトへリンク)
近年、ヒートポンプ式給湯器等から発生する騒音に対して、睡眠障害等の苦情が報告されています。また、その中には低周波音でないかと言われているケースもあります。これら苦情に対しては据え付け位置や据え付け方法を工夫することで改善されるケースもあります。騒音等の苦情減少といたしまして、給湯器等の販売、据え付けに携わる設置業者様が、発注者様に対しまして、周辺宅に配慮した設置位置などのご提案をお願いします。知らないうちに低周波音の加害者となってしまう可能性がありますので、注意してください。
・家庭用ヒートポンプ給湯機の据付けガイドブック参照(外部サイトへリンク)
行政機関による公害紛争処理機関として、都道府県に公害審査会等があります。公害審査会等では公害に関する紛争について、あっせん、調停、仲裁を行っています。また、国に公害等調整委員会が置かれています。
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