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更新日:2023年12月1日

おーい!小中学生のみんなー!

男の子は、かならず男の赤ちゃんとして生まれる
女の子は、かならず女の赤ちゃんとして生まれる
そう思っていませんか?

男の子は、かならず女の子を好きになる
女の子は、かならず男の子を好きになる
そう思っていませんか?

男の子は、かならずブルーが好きで、
ズボンをはいて、髪を短くしたい
女の子は、かならずピンクが好きで、
スカートをはいて、髪を長くしたい
そう思っていませんか?

そう思っている人が多いですが、
かおや性格がちがうように、性別や好きのかたちは
ひとりひとりちがいます。

だれもがもっているSOGIE(そじー)ってなんだろう?

好きになる性 Sexual Orientation
どんな性別の人を好きになるか・ならないか

思う・感じる性 Gender Identity
自分がどんな性別だと感じるか

あらわす性 Gender Expression
どんな服を着て、どんな髪形をするか、自分を何と呼ぶか(わたし・ぼく・おれ・・・)など

からだの性

英語の頭文字をとってSOGIEっていうんだね

SOGIEはひとりひとりちがうよ

ひとりひとりのSOGIEはそれぞれちがっています。
自分がどのあたりなのか、SOGIEのものさしの上に印をつけてみましょう。

おもう・感じる性 (自分は)おんなである/おとこである/そのほか
あらわす性 「おんならしさ」/「おとこらしさ」/そのほか
からだの性 おんな/おとこ ※からだの発達はひとそれぞれ
好きになる性 おんなを/おとこを/そのほか

わたしはこのあたり

ぼくはこれくらい

ひとりひとりちがっててみんなたいせつだね

LGBTQ+(えるじーびーてぃーきゅーぷらす)って?だれ?どこにいるの?

LGBTQ+ということばを聞いたことがありますか?
だれもが持っているSOGIEが、多くの人と少しちがう人たちのことです。
日本では12人か13人にひとりいると言われています。
LGBTQ+はどんな町にも、大人にもこどもにもいます。

L(レズビアン):女として女が好きな人
G(ゲイ):男として男が好きな人
B(バイセクシュアル):男を好きになることも女を好きになることもある人
T(トランスジェンダー):生まれた時につけられた性別と自分の思う性がちがうと感じている人
Q(クエスチョニング):自分のSOGIEがわからなかったり、迷っていたりする人
+(プラス):SOGIEが多くの人と少しちがう人たちの中で、LGBTQ以外のいろいろな人
たとえば
アセクシュアル:恋愛の好きの気持ちや性的な関心をもたない人
パンセクシュアル:好きになるのに性別は関係ない人
Xジェンダー:トランスジェンダーの人の中で、自分の思う性が男、女のどちらかではない人

※生まれた時につけられた性別:生まれた時に、からだの特徴によって「男」か「女」かお医者さんに決められる性別

SOGIEについて数が多い人たちにも名前があります。
ヘテロセクシュアル:自分の思う性とちがう性の人(異性)を好きな人
シスジェンダー:生まれた時につけられた性別と自分の思う性が同じだと感じている人

カミングアウトしてくれたひとのきもちを大切に

「自分はLGBTQ+かな」と思った人は、それをだれかに言わなければいけないわけではありません。安心して伝えられるときに、安心して伝えられる人に話しましょう。これをカミングアウトと言います。

「自分はLGBTQ+です」とだれかにカミングアウトされた人は、他の人には話さないでね。話してくれた人はあなたを信じて話してくれたのです。「だれになら話していいよ」と言われてから話してくださいね。このようにみんなの気持ちを大切にしましょう。

みんな大切な存在、だからソジトモになろう!

どんなSOGIEの人も大切にできる人のことを「ソジトモ」と呼んでいます。
ソジトモがふえると、やさしさがあふれて、住みやすいまちになります。ソジトモがいることは目に見えないので、6色のレインボーなどで「ここにもソジトモがいるよ」と示すといいですね。

ソジトモのわ!

みんなの質問コーナー

こんなことありませんか?3人の人からのしつもんにこたえてみました。

小6女子からのしつもん

男子とサッカーするのは楽しいけれど、女子の友だちとの話題にはついていけないです。
それから、わたしはスカートをはいたことがありません。
中学の制服はスカートでなくズボンを選びました。わたしって、どこか変ですか?

《こたえ》

あなたは、どこも変ではないですよ。
女の子の赤ちゃんとして生まれた人が全員「自分は女の子だ」と思うわけではありません。
「自分は男の子だ」「自分は男の子か女の子がわからない」など、こんなふうに思う人もいるんです。また、性別に関係なく、スカートをはきたくない人がいますし、ズボンをはきたくない人だっています。みんなとちがったらどうしようと思うと不安になりますが、自分らしさを大切にありのままの自分で大丈夫ですよ。

中2女子からのしつもん

学校では「思春期になると異性をいしきします」と習ったけど、じつは、わたしは異性ではなくて、同じクラスの女子の○○さんが好き。顔を見たらドキドキします。
こんなことだれにも言えないし、はずかしいことなのでしょうか。

《こたえ》

はずかしいことではありませんよ。女子はかならず男子を好きになるわけではありません。
男子を好きになる人もいるし、女子を好きになる人もいるし、男女どちらも好きになる人もいます。また、だれもすきにならない人もいます。
多くの人とちがうと、みんなに話せないこともありますね。でも、きっとわかってくれる人がいますよ。

中3男子からのしつもん

親に「男なら男らしくしろ」と怒られます。ぼくは男とか女とか、こだわりたくないんです。
少し長めのヘアスタイルが気に入ってるし、服はピンクがかわいいなあって思います。親が言うとおり、男らしくしなくちゃいけないでしょうか。詰襟の学生服は、1年のころはいやだなあって思うくらいだったけど、いまは着るのがつらいです。

《こたえ》

自分がどんなヘアスタイル、どんな服装にしたいかは、ひとりひとりちがいます。また、どういうことが男らしいと感じるか、女らしいと感じるかは、国や地域によってもちがいますし、おじいさんやおばあさんが中学生だった時代、お父さんやお母さんが中学生だった時代といまではちがってきています。
時代がかわっても、どんなふうに自分を表現するかは大切なことです。
制服を着るのがつらいというのは困りましたね、担任の先生、保健室の先生、スクールカウンセラーなど、話せそうな人がいますか?にじいろ相談もありますよ。

だれかに相談したいと思ったときに、気をつけること

「自分は女の子ではない」と感じる女の子や、「男の子ではない」と感じる男の子、
女の子を好きになった女の子や、男の子を好きになった男の子は、
自分と同じような人と話をしてみたい、わかってくれる人に出会いたいと思う人もいます。

スマホやパソコンでしらべてみるかもしれません。
スマホやパソコンでは、知りたい情報を手に入れることもできますが、掲示板などで、よくない大人が子どもと出会おうとしていることもあります。

《参考サイト》
情報モラル学習サイト ~スマホ・タブレットやネットを上手に活用できるかな?~(外部サイトへリンク)

だれかに相談したいと思ったときは・・・

制服がいやだ。学校に行くのがしんどい・・・

「ホモ」「おかま」などと言われて悩んでいる・・・

まずは、おうちの人、ともだち、担任や保健室の先生など、
自分の身近な人に話すことができるとよいですね。
「自分の性別や好きな人の性別のはなしを聞いてほしい」
「性別のことをもっと知りたい」と思っている人は、
明石にじいろ相談に電話してくださいね。

★ 明石こどもにじいろ相談 ★

電話:080-2464-4231(毎月第3木曜日、18時~21時)
E-mail:sogie@city.akashi.lg.jp

お問い合わせ

明石市市民生活局インクルーシブ推進課

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-6056

ファックス:078-918-5617

(LGBTQ+/SOGIE施策担当)