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更新日:2023年11月10日

当事者参画の推進

これまでの取り組み

【2023年度】

【2022年度】

【2020年度】

 リンカーンホテル出入口の段差の改修(2023年6月)

誰もがひとりでも利用しやすい出入口になるように、【視覚障害のある方】【車いすユーザーの方】【下肢に障害のある方】【学識経験者(福祉のまちづくり研究所)】計4名の方から、スロープの設置場所や形状などについてご意見を頂きました。

当日の様子

リンカーンホテル当日1リンカーンホテル当日2

改修前後の様子

改修前 改修後

 

リンカーンホテル改修前1

リンカーンホテル改修後1

 

リンカーンホテル改修前2

リンカーンホテル改修後2

大久保町シンボルツリー ミモザアカシア植樹祭の実施(2023年3月)

大久保の商業団体である大久保商盛会が中心となり、障害の有無にかかわらず、地域の誰もが参加し、交流できるイベントとして、大久保町のシンボルツリーである「ミモザアカシア」の植樹祭を実施しました。このイベントをきっかけに地域における障害者等への理解が深まり、これからの当事者参画を基礎としたインクルーシブなまちづくりに繋がっていくことを期待しています。

事前意見交換会の様子

植樹祭開催にあたって、イベント時に配慮すべきポイントや工夫などについて、障害当事者の方々と主催者(大久保商盛会)で事前意見交換会を実施しました。

当日写真1  当日写真2

  障害当事者からのアドバイス(一部抜粋)

   syubetu02

植樹祭当日の様子

肢体不自由のある方、視覚障害のある方、聴覚障害のある方、知的障害のある方、さらには子どもや高齢者など地域の様々な方が参加されました。開会の挨拶では、各団体の代表からインクルーシブ社会の実現についてなど、これからのまちづくりに繋がるお話しをしていただきました。植樹ではハッピを着た参加者が順番にスコップで土をかけていきました。晴天の中、終始和やかな雰囲気でイベントが進みました。

   植樹みんな     植樹子どもスコップ

   植樹増田会長スコップ     植樹祭山下会長スコップ

   植樹看板     植樹集合

これからの展望( 主催者 大久保商盛会から )

これから「ミモザアカシア」が障害の有無や年齢を超えて 【住民を繋ぐシンボルツリー】 となるよう、地域のみんなで育てていきます。花を咲かせるまで成長したら、また今回のようにみんなが交流できる催しができればと考えています。

 

 ホテルキャッスルプラザ 出入口・経路の改修(2022年11月)

障害のある方などが移動しやすくなるように、【視覚障害のある方(2名)】【車いすユーザーの方】【下肢に障害のある方】【学識経験者】計5名の方から、手すりの設置場所や位置などについてご意見を頂きました。

当日の様子

キャッスルホテル当日キャッスルホテル当日2 

主な意見(一部抜粋)

1階駐車場出入口手すりについて

  • 入る際に手前側に縦の手すりがある方がよい。
  • 手すりの高さは床から80㎝くらいが持ちやすい。

1階駐車場出入口手すりについて

1階駐車場出入口エントランスについて

  • 手すりは床面と水平が良い。力が入りやすい。
  • 手すりの終点は引っかからないように曲げる方が良い。

1階駐車場出入口エントランスについて(before_after)

1階駐車場出入口エントランス~エレベーターへの通路

  • 手すり上面(または壁面)に受付等の行き先、上り下りなどを示す点字があると良い。
  • 手すりは階段に合わせ、斜めの角度が良い。

1階駐車場出入口エントランス~エレベーターへの通路(before_after)

 レストランにおけるコミュニケーションボード設置についての相談(2022年11月) 

障害のある方などと円滑な意思疎通を図るためのコミュニケーションボード設置について、【視覚障害のある方】【知的障害者のご家族(2名)】【学識経験者】計4名の方から、記載内容や設置場所についてご意見を頂きました。

コミュニケーションボード様子

コミュニケーションボードとは

コミュニケーションボードは、知的障害のある方、自閉症など発達障害のある方、聴覚障害のある方などが、言葉でうまく意思や状況を伝えられない場合に、イラストを指さしして相手との意思疎通をはかるツールです。

また、日本語が十分に理解できず、ことばの壁を抱えている外国人の方とのコミュニケーションツールとしても利用できます。

コミュニケーションボードについて、詳しくはこちらをご覧ください。

1.設置場所について(一部抜粋)

ボードを入口付近と席上の両方に設置するのが望ましい

  • テーブルにあると健常者への周知にもなって良い。
  • 店の入り口で色々と希望を伝えられるボードはありがたい。
  • 入口(レジ)横とテーブル上の2箇所にコミュニケーションボードがあると良い。

2.ボードの内容について(一部抜粋)

(1)(シンボルマークよりも)イラストを使用したボードがよい

  • 様々なシンボルマークがあるが、伝わらない・分からないケースも多い。
  • 3歳くらいの子どもが分かるイラストが理想。
  • 文字での説明よりも絵が良い。

(2)ボードの項目はポイントを絞る

  • 大きな項目でコミュニケーションボードを作り、それをきっかけに店員の方とコミュニケーションがとれるような形がいい。
  • あれこれ項目多すぎると混乱する。

(3)ボードの選択肢は「どちらでもよい」も入れた方が良い

  • コミュニケーションボードは「YES」か「NO」だけでなく、「どちらでもいい」の選択肢もあった方が良い。

 市所有緑地の段差解消(2020年7月)

2019年のまち歩きで指摘を受けた、市所有緑地の段差解消(スロープの設置)について当事者参画を実施しました。魚の棚トイレと同様、コロナ禍でもあり大人数の参加は避けました。

車いすユーザー2名に参加いただき、スロープの位置、長さに加え、檀上のイスの撤去などについて意見をいただきました。

現地確認の様子

緑地内で職員と当事者が話し合っている様子

改修前後の様子

改修前後の写真6点

 

 魚の棚商店街バリアフリートイレの改修(2020年4月)

多くの方が訪れる「魚の棚商店街多目的トイレ」の改修にあたり、車いすユーザーも使いやすく、来訪者のおもてなしになるようなトイレの整備を目的に実施しました。

新型コロナによる影響を踏まえて工夫した点

(1)現地確認の中止⇒書面による確認

現地確認が困難なため、現状の写真やレイアウト案などの情報を当事者にメール等で送付し、確認いただきました。

(2)意見交換方法の変更

事務局が個別に聞き取りを実施し、意見を集約して事業者に伝えました。また、事業者に伝える場には車いすユーザーの職員に参加してもらい、当事者の生の声を伝えることを意識しました。

主な意見及び対応 ※車いすユーザー、学識経験者など6名に意見聴取

  • 便器位置を中央ではなく、どちらかの壁側に寄せてほしい。

     →○:右側の壁に寄せました。

  • ごみ箱や鏡を使いやすいものにしてほしい。

     →△:意見を踏まえ、対応しました。

  • オストメイト、折り畳みベッドを設置してほしい。

     →○:いずれも設置しました。

  • 介助者も一緒に入って待てるよう、トイレ内スペースを広げてほしい。

     →△:構造上難しく非対応となりましたが、代替案としてトイレの外に待機用のイスを用意することを検討しました。

  • 洗面台に除菌スプレーを設置し、お湯が出るようにしてほしい。

     →×:予算の関係上難しく非対応となりました。

現地確認の様子

 

車いすユーザー2名と事業者がバリアフリートイレの設計図を見ながら話し合っている写真車いすユーザー2名と事業者がバリアフリートイレ内で話し合っている写真

改修前後の様子

 

改修前のバリアフリートイレ内の写真右矢印改修後のバリアフリートイレ内の写真。オストメイトあり

改修前のトイレ通路の写真右矢印改修後のトイレ通路の写真

 

お問い合わせ

明石市市民生活局インクルーシブ推進課

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-6056

ファックス:078-918-5617