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更新日:2022年3月25日
政府は人口の約1/4が感染し、医療機関を受診する患者数は最大で3,200万人と仮定して対策を講じています。また、過去に流行したアジアインフルエンザやスペインインフルエンザから推計すると、入院患者は約53万人~200万人、死亡者は約17万人~64万人と予想されています。しかし、これらはあくまで過去の流行状況に基づいて推計されたものであり、新型インフルエンザの感染力や病原性は不明です。
感染者 |
人口の4分の1である約3,200万人が感染 |
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受診者 |
医療機関を受診する患者数は最大で2,500万人 |
入院患者 |
約53万人~200万人 |
死亡者 |
約17万人~64万人 |
明石市にあてはめると・・・
感染者 |
人口の約4分の1である約7.3万人が感染 |
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受診者 |
医療機関を受診する患者数は最大で5.7万人 |
入院患者 |
約1,200人~4,600人 |
死亡者 |
約400人~1,500人 |
WHO(世界保健機関)は、世界にパンデミック(感染症や伝染病の世界的流行)の脅威の深刻さ及びより高度の事前計画活動を実施する必要について知らせるための制度として、パンデミック警戒レベルの6つのフェーズ(発生段階)に分類しています。
最新情報は厚生労働省のホームページをご覧ください。(外部サイトへリンク)
新型インフルエンザに変異することが懸念されている高病原性鳥インフルエンザの症状としては、これまで東南アジア等での事例では、発熱、咳等、ヒトの一般的なインフルエンザと同様の症状に加え、60%以上の感染者に下痢が認められました。また、結膜炎、呼吸器症状や、多臓器不全に至る重症なものまで様々な症状がみられ、死亡の主な原因は肺炎でした。
しかし、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザウイルスに変異した場合、その症状の程度は、現在のところ予測することが困難です。
ワクチンについては、予防手段として直ちに使用できるものは現時点ではありませんが、新型インフルエンザのウイルスに対して効果を発揮するワクチンの早期実用化に向けた開発努力が、日本を含め世界の各国で展開されています。新型インフルエンザに効果が認められたワクチンが実用化された際には、安全性、有効性等を考慮した上で、適切に希望者に対し接種することが考えられます。
抗インフルエンザ薬については、通常のインフルエンザの治療に使われている抗インフルエンザウイルス薬(リン酸オセルタミビル(商品名:タミフル)等)が有効であると考えられており、行動計画では、2,500万人分の抗インフルエンザウイルス薬を備蓄することとしています。
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