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更新日:2022年3月25日

新型インフルエンザとは何か

 新型インフルエンザとは

これまで人の間で流行を起こしたことのないインフルエンザウイルスが、トリやブタの世界から人の世界に入り、新たに人から人に感染するようになったものです。

毎年流行を繰り返す季節性のインフルエンザと異なり、ほとんどの人がそのウイルスに対する免疫をもっていないため、ウイルスが人から人へ効率よく感染し、世界的大流行(パンデミック)となるおそれがあります。

2009年に発生した新型インフルエンザ(A/H1N1)は、国内においては死亡率が低い水準にとどまりましたが、鳥インフルエンザの中でもアジア、中東、アフリカを中心に散発的に発生しているトリからヒトへ感染する高病原性鳥インフルエンザ(A/H5N1)が変異して、ヒトからヒトに感染するようになった場合、多くの人命が失われるおそれがあり、社会全体の混乱も予想されます。

(内閣官房ホームページから引用)

過去のインフルエンザ発生状況

発生年

通称

死亡者数(世界)

1918年
(大正7年)

スペインインフルエンザ
(ウイルス型H1N1)

約4,000万人
※うち日本人の死者約39万人

1957年
(昭和32年)

アジアインフルエンザ
(ウイルス型H2N2)

200万人以上

1968年
(昭和43年)

香港インフルエンザ
(ウイルス型H3N2)

100万人以上

(厚生労働省ホームページから引用)

 新型インフルエンザの症状

新型インフルエンザに変異することが懸念されている鳥インフルエンザがヒトに感染した際の症状としては、38度以上の発熱、咳など、ヒトの一般的なインフルエンザと同様の症状に加え、東南アジア等での事例では、60%以上の感染者に下痢が認められました。

また、結膜炎、呼吸器症状や、多臓器不全に至る重症なものまで様々な症状がみられ、死亡の主な原因は肺炎でした。

しかし、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザウイルスに変異した場合の症状の程度については、現在のところ予測することが困難です。

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