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更新日:2024年8月30日
みんなで目指す重点目標
※プロケア:歯科医院等で受ける健診や指導、歯石除去やフッ素塗布などの予防処置
歯と口の健康は豊かな食生活や会話を楽しむために大切です。
歯を失う原因は、むし歯だけではありません。自覚症状が少ない歯周病にも気をつけましょう。
正しい歯みがき習慣を子どもの頃から身につけ、生涯を通じて健康な歯でおいしく食べましょう。
・唾液がよく出る
よくかむことで唾液が出て、お口の中の食べカスを洗い流してくれます。
・胃の働きを助ける
食物を細かくし、唾液の中の酵素で消化を促します。
・食事がおいしく食べられる
よくかむことで、食品の味や香りを楽しむことができます。
・脳の働きが良くなる
食べ物をかむことで脳の血流が良くなり、脳に酸素が送られ、脳が活性化されます。
・肥満を防ぐ
かむことによって脳にある満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐことができます。
・表情が豊かに
よくかんで口の周りの筋肉を使うことで、表情が豊かになります。
・運動をするときに力を入れることができる
歯が丈夫だと、力をいれるときにしっかりくいしばることができます。
・フレイルの予防
かみあわせは転倒を予防する平衡感覚、バランス感覚と密接な関係にあります。また、歯を失うと食べられるものが限られ、栄養に偏り(特に肉などのタンパク質の不足)が生じやすくなります。転倒による骨折や低栄養を防ぐことで、寝たきり・フレイル・要介護予防につながります。
むし歯の原因となる細菌は、歯垢の中で糖質を分解し、酸を発生させます。その酸が歯を溶かすことでむし歯が生じます。むし歯ができやすい場所は、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝など歯ブラシの届きにくいところです。
むし歯の予防に、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシも使用しながら、みがき残しのない歯みがきを習慣にしましょう。
歯と歯ぐきのすき間に歯垢や歯石がたまると、歯ぐきが炎症を起こし、歯周病が進行します。食生活や喫煙などの生活習慣、歯ぎしりやくいしばりなどのクセも原因となります。成人の80%がかかっているといわれています。
歯周病は自覚症状があまりなく進行し、さらに悪化すると、歯周病の原因菌が歯を支えている骨を溶かすため、歯が抜けてしまいます。
また、たばこを吸うと、血流が悪くなったり酸素不足になり、歯ぐきに十分な栄養がいきわたらず、歯周病を悪化させる可能性があります。
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