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更新日:2024年8月1日

出血時・熱傷(やけど)の応急手当

出血時の応急手当

通常、人の体内には、体重の約7~8%の血液があります。
一般に体内の血液の20%が急速に失われると、出血性ショックという重篤な状態となり、30%を失うと、生命に危険を及ぼすとされています。(ショックとは、出血などによって、体内の重要臓器や細胞の機能を維持するための循環血液量が得られなくなった状態をいいます。)

止血法

出血時の応急手当

止血の基本は、出血部位を直接圧迫する「直接圧迫止血法」です。清潔なガーゼやハンカチを重ねて傷口にあて、その上を手で押さえて圧迫します。傷口を心臓の位置より高く挙げておくと効果的です。片手で圧迫しても止血できない場合には、両手で体重を乗せながら圧迫止血してください。

注意点

止血の手当を行うときは、感染防止のため直接血液に触れないように注意してください。(手にビニール袋などを被せて圧迫すると感染防止になります。)直接圧迫止血では、4分以上の圧迫が必要と言われています。出血が止まるまで、しっかりと圧迫しましょう。

119番通報が必要な場合

大量に出血している場合や出血が止まらない場合は直ちに119番通報してください。

 

熱傷(やけど)の応急手当

熱の影響で皮膚が損傷したもので、高温の液体・気体・個体にさらされた場合や、低温でも長時間さらされていた場合などに起こります。

まずは、冷やすこと

  • 水道水を流しながら、洗面器などに患部をつけて痛みが治まるまで(10分~15分程度)冷やす。
  • 熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは、体温をひどく下げる危険性があります。特に、子どもや高齢者では低体温に注意します。
  • 氷のうなどを使用する場合は、清潔なタオルなどにつつんで患部にあてる。
  • 衣服などが皮膚にくっついている場合は、脱がさずに、そのまま冷やす。

清潔を保つ

  • 軟膏や消毒液などは塗らない。
  • 水ぶくれはつぶさない。
  • 指輪や腕時計などは、すみやかにはずす。

119番通報が必要な場合

やけどが広救急車消太い範囲にわたっている場合や陰部のやけど、または皮膚が焦げていたり白くなって痛みを感じないような深いやけどの場合には、119番通報してください

 
 

 

お問い合わせ

明石市消防局警防課

兵庫県明石市藤江924-8

電話番号:078-918-5943