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更新日:2024年4月26日
私は大学院卒業後、非行少年の補導や児童養護施設、家庭児童相談員、児童デイサービス等、主に子どもに関わる業務を経験しました。さまざまな家庭背景、発達特性を持つ子ども達への支援を経験したことは、私にとって大変貴重な経験になっています。
大学時代はキャンプリーダーをしており、子ども達と一緒にキャンプをしたり、スキー三昧の学生時代を過ごしました。
旅行も大好きで、海外・国内ともに新しい世界を見ることや、美味しいものを食べたり美味しいお酒を飲むことが大好きです。最近は、甥っ子達と一緒にUSJに行くことが楽しく、リフレッシュして元気をもらえます。
A:私が過去に家庭児童相談員をしていた際、中核市にも児童相談所の設置が求められました。当時の職場では、いかに市町村の児童相談所設置が不可能であるかという話し合いばかりが為されましたが、明石市は全国的にも先進的に明石こどもセンターの設置を表明し、実際に設置運営を始めました。そのことから明石市の児童福祉に対する力の入れ様を感じ、「こどもを核としたまちづくり」の有言実行、本気さを感じました。こどもの幸せを最優先に考えられる明石市で、同じ志を持つ職員とともに働きたいと考え、明石市を志望しました。
A:入庁してから2年間は、明石こどもセンターの緊急支援課に配属されていました。児童虐待通告が入った緊急性の高いケースについて、周辺調査を行って家庭の全体像の把握に努め、子どもの命を守るために一時保護が必要かどうか、どういった対応・支援があれば虐待を予防できるのかをセンター全体で検討、方針を決定し、対応していました。
令和5年度からは明石こどもセンターのこども支援課に異動になりました。要保護児童対策地域協議会の事務局として、家庭、学校、地域、関係機関が一体となって、子どもに対する虐待の予防、早期発見・早期対応、再発防止や、子どもの非行や犯罪を未然に防止し、子どもの健全育成のために対応しています。具体的には関係機関からの情報収集や、面接や家庭訪問、必要なサービスの検討等を行い、支援が必要な家庭に必要な支援が届いているかアセスメントをしています。
入庁してから今まで、明石こどもセンターの基本姿勢である、何よりも「こどもの幸せ」を優先するという考えの下、子どもの最善の利益のためにケースワークを実践しています。
A:私がやりがいを感じた瞬間は、センターに対して拒否的だった保護者につながることができ、頼ってもらえるようになったことです。子どもの安全のために保護者に指導したところから保護者との関係が切れてしまい、対応に行き詰まったケースがありました。センター内で何度も援助方針について検討し、関係機関と密に連携しながら粘り強く関わり続ける中で、ふとした瞬間に保護者につながることができ、支援する中で保護者が段々と指導を受け入れてくれるようになりました。今は保護者の方から頼ってくれたり関係性良く支援介入できる形になっています。
センターとして子どもの安全安心を守るために保護者に厳しいことを言わなければならない局面もありますが、センターは保護者や子どもの幸せのために支援したいのだという姿勢が伝わったことが、やりがいにつながりました。
A:私が入庁してから苦労したことは、ケースワークへの自信のなさ、法令等の知識不足です。センターは子どもの命や権利を守るために一時保護や親子分離といった強力な行政権限が与えられています。その重圧の中で自分のケースワークに自信が持てず、またケースワークの根拠となる法令等の知識不足を痛感しました。入庁してから法令について勉強し、根拠を持ってケースワークするよう意識して、自分のケースワークについていつでも理由を説明できるよう努めています。センターでは常に個人の判断ではなくセンター全体の総意でケース対応するという守られた体制であること、また弁護士職員も常駐しているため法令についてわからない時にはいつでも質問できることに助けられながら、自信を持って対応できるよう今も勉強を継続中です。
A:私が「ここがいい!」と思う点は、職員間の人間関係です。私は明石市に入庁してから配属されたのは明石こどもセンターだけですが、みんなが常に忙しく、対応するケースの内容も重い中で、普通であれば人間関係がギスギスしがちなストレスフルな環境です。しかし、だからこそみんなが人間関係を大切にしており、業務が大変な人をみんなでフォローしたり、忙しい合間にも笑い合ったり思いやり合ったりする気持ちがあります。いろんな職種、いろんな個性の人が自分の専門性を活かしながら、協力して仕事をしています。
また新入職員には指導係であるエルダー職員を付けてもらえるだけでなく、上司や先輩は忙しい中でも相談に乗ってくれるし、気にかけてこまめに声掛けしてくれ、悩みを一人で抱え込まないための体制が整えられています。
A:私は社会人採用だったため、仕事をしながらの試験準備でした。筆記試験は全く自信がありませんでしたが、採用試験案内に書かれていた「人物重視採用」「求む!熱意ある人」という言葉を信じ、いかに熱意を伝えるかということに焦点を当てて準備をしました。これまでの職歴や仕事において大事にしていること、今後やりたいこと、強みや弱みを振り返る時間を十分に持ち、自己覚知をした上で、自分が明石市に採用されたらどういったことに貢献できるかを深く考えました。
自己覚知は今も継続して続けているところですが、明石市の採用試験をきっかけに自分と向き合い振り返る貴重な時間となり、今の業務にもそれが活かされていると感じます。
A:個人面接で印象に残っていることは、面接官からの最初の質問が「今日のお昼ごはんは何を食べましたか?」という質問だったことです。私はその日、明石駅の「ダンマルシェ」という有名なパン屋さんでお昼ごはんを食べたのですが、そのことを伝えると更に「どのパンを食べましたか?僕は〇〇が好きです」と話が広がりました。非常に緊張して面接に臨んだところ、最初の質問がそれだったことに面食らい、笑ってしまったのを覚えています。面接試験というと、硬い雰囲気の中で形式ばった質問をされるイメージがありましたが、明石市の面接ではまず受験者の緊張をほぐし、笑顔にさせてから本題に入るという面接のため、素の自分で面接に臨め、繕うことなく正直な自分の思いを伝えることができました。本当に人物重視の採用をしてくれるのだと感じました。
A:明石市役所は、中心は常に市民であるという考えの下、慣例通りではなく市民の方々のためになるとなれば明石市独自の政策をスピード感を持って進めていく率先力、行動力があります。明石こどもセンターの設置が良い例かと思います。
市役所の仕事といえば、住民票の発行や国民年金の手続き、福祉の相談といった窓口での仕事が真っ先に浮かぶかもしれません。もちろんそれらの仕事は大切な仕事の1つです。でも市役所には表舞台にはあまり立たない、市民の生活を陰ながら支える裏方の仕事もたくさんあります。
明石市役所ではさまざまな職種の人々がそれぞれの個性や専門性を活かしながら仕事をしており、市役所が市民の方々のためのものであるために、1年目の職員であってもその意見が尊重される環境にあります。市役所の仕事にはどのような仕事があるのか調べてみて、自分であれば市民の方々のためにどんなことができるか、自分の個性や専門性を活かせる仕事、やってみたい仕事は何かを考えてみるのがお勧めです。
皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
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