ホーム > 市政情報 > 採用情報 > 先輩が語る仕事の話 > 先輩が語る仕事の話/福祉職 > 先輩が語る仕事の話/生活福祉課福祉職(2020年入庁2)
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更新日:2024年2月28日
前職は、北海道の市役所で、事務職員として12年間勤めていました。
大学時代は文学部でロシア文学を専攻していたため、福祉について勉強したことはありませんでしたが、前職の自治体で福祉部門を経験したことをきっかけに、福祉の仕事に興味を持つようになり、在職中に社会福祉士の資格を取得しました。
その後、「福祉行政に腰を据えて携わりたい」、という思いが強くなり、明石市の福祉の取り組みに惹かれ、2020年に福祉職員として入庁しました。
関西に住むのが初めてなので、明石のまちはもちろん、周辺の地域を少しずつ探索するのが、休日ごとの楽しみになっています。
A: 前職の自治体では、障害者福祉や高齢者福祉の仕事を経験してきました。特に長く担当したのは、高齢者虐待への対応や、成年後見制度に関する業務です。
明石市入庁後は、生活福祉課に配属となり、ケースワーカーとして働いています。
主な業務内容は、担当世帯への家庭訪問、生活保護費の計算・支給事務、関係機関と連絡調整、新たに生活保護の申請を希望される方の相談受付などです。
また、課内の福祉職員と有志の事務職員による勉強会を行っており、対応困難事例の検討や、課内の共通課題に対応するためのマニュアル作りなどにも取り組んでいます。
対人支援の職場のため、突発的な対応が重なることもあり、業務が計画的に進まず、自分の力量不足からもどかしい思いをすることも多いです。
しかし、そのようなときは、いつでも上司やエルダー職員に相談でき、組織で対応する体制が整っているので、自分ひとりで抱え込むことなく、安心感を持って業務に取り組める環境となっています。
限られた時間内で市民の皆さんのために最大限の仕事をできるよう、工夫し、改善していくことの大切さを、日々上司や先輩方から学んでいます。
A: 生活保護のケースワーカーは、行政の福祉部門の中でも、トータルな支援力が求められる仕事だと感じています。
生活保護を必要としている世帯は、高齢者、障害者、母子家庭、DV被害者、ひきこもりなど、世帯ごとに背景は様々であり、生活困窮とあわせて複数の課題を同時に抱えている世帯も非常に多いです。
こうした世帯全体を支援していくためには、幅広い社会保障の知識が必要とされると同時に、庁内の他部署や様々な関係機関との連携が必須となります。
福祉専門職としての知識と、前職での行政経験の両方を大いに活かすことができ、また、新たに学ぶことも多く、日々自分の成長を実感しながら、大きなやりがいを感じています。
A: 福祉をまちづくりの中心に据え、全国的にも先進的な福祉施策に取り組み続ける明石市は、福祉の専門職が力を発揮する機会がたくさんある職場です。
福祉において行政が担うべき役割の重要性は、これまで様々な職場で経験を積まれてきた福祉の専門職のみなさん自身が誰より感じていることではないかと思います。
自らが行政の一員として様々な福祉施策に取り組んでいくことは、本当に責任とやりがいがあり、力を尽くす価値がある仕事です。そして明石市は、その思いを受け止めてくれる職場です。
また、住民福祉の向上のために働くことに、職種の垣根はありません。福祉職の仲間と思いを分かち合えるのはもちろんのこと、職種にかかわらず、周囲の上司や先輩が、いつも温かく励ましてくださり、ともに協力して働ける環境に、明石市に入庁してよかった!と思い続けています。
誰ひとりとして取り残さないやさしいまちを、明石市の一員として、ぜひ一緒に作っていきましょう。
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