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更新日:2024年9月5日

水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の低減対策について

1.水道水の安全性について

令和2年4月より、有機フッ素化合物が水質管理目標設定項目となり、暫定目標値が設定されました。現在、国内ではPFOSとPFOAの合算で50ng/Lを暫定目標値としています。2020年に設定された日本の水質の暫定目標値は、当時の科学的知見に基づき、体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定されたものです。明石の水道水は、有機フッ素化合物が水質管理目標設定項目になった令和2年度から現在まで、市内の給水末端で暫定目標値は全てクリアしており、安全な水道水であり、飲み水として全く問題ありません。

 

2.低減対策

現在、水道局が行っている有機フッ素化合物の低減対策は、降雨の後で明石川に水量があるときの河川水を積極的に取水することにより、野々池貯水池に貯留している河川水の有機フッ素濃度を低減させ、さらに浄水場内で地下水と混合することにより希釈を行うとともに、活性炭吸着池の活性炭の交換頻度を4年毎から毎年交換に変更し、有機フッ素化合物の除去率を向上させて大幅に低減し、直近の測定では5~10ng/L以下に抑制しております。

 

3.今後の対応について

現在まで市内の給水末端で暫定目標値は全てクリアしておりますが、明石川河川水は水量・水質ともに不安定なため、令和7年度から阪神水道企業団から水道水を受水することで河川水の取水量を大幅に減量し、令和10年度中には明石川河川水からの取水を完全に廃止します。それまでは、現在行っている低減対策を継続することで、安全・安心・安定な水道水の供給に万全を尽くしてまいります。

 

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