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更新日:2024年6月4日
【水源】
明石市では、地下水、河川水(明石川から取水し、野々池・亀池貯水池に貯水)、県水(兵庫県水道用水供給事業から浄水処理済みの水を購入)の3つを水源としています。
【浄水場】
送られてきた原水を浄水処理し、水道水をつくる施設です。明石川、鳥羽、魚住の3つの浄水場があります。
【配水場】
浄水場で造った水道水を一時的に貯めておく施設です。東部、中部、西部の3つの配水場があります。
【配水管】
配水場で貯水された水は、配水管を通ってご家庭に届けられます。
配水管は通常、公道の下に埋設されており、最後は、各ご家庭に引き込まれる給水管に分岐して、じゃ口まで水をお届けします。
(給水管について詳しくは「給水装置と給水方式」をご覧ください。)
浄水場では、水道水のもとになる水(原水)を、浄水処理して水質基準に適合した安全な水にしています。
ここでは、一般的な浄水処理の工程をご説明します。(明石川浄水場の工程を例として説明します。)
(1) 着水井 原水を最初に受け入れるところです。ここでは水中に含まれているにごりやゴミなどの小さな不純物を大きな固まり(フロック)にするため、ポリ塩化アルミニウムなどの薬剤を注入します。
(2) 凝集沈殿池 大きな固まりになり沈みやすくなった不純物を沈ませて取り除きます。
(3) 急速ろ過池 沈殿池で取り除かれなかった微細な不純物を、砂の層でろ過することによって取り除きます。
(4) 配水池 出来上がった水道水を一時的に貯めておく池です。
(5) 排水処理施設 (排泥槽から洗浄排水槽まで)
沈殿池で取り除いたフロックやろ過池の洗浄排水を絞って水と脱水ケーキに分けます。
明石川浄水場では、主要水源としている原水(明石川の河川水)の水質状況から、従来の浄水処理方法(凝集沈殿・急速ろ過方式)では良質な水の安定的な確保が困難となってきたため、新たにオゾン及び活性炭による処理を加えた浄水処理方法(高度浄水処理方式)の導入をもって、今後とも安全で、よりおいしい水道水を確実に供給していけるようにしました。
通水開始 平成14年4月
工事期間 平成11年度から平成13年度
計画浄水量 30,000立方メートル/日
鳥羽浄水場では、地下水の減退に伴い、河川水への依存度を高めていくため高度浄水処理を導入しました。
通水開始 平成22年10月
工事期間 平成20年から平成22年度
計画浄水量 26,050立方メートル/日
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