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更新日:2023年9月10日
用語 |
読み |
意味 |
赤水 | あかみず | 鉄管の内面腐食などによって溶出した鉄が、酸化されて鉄錆となり、それが給水栓などから流出すると、水が黄褐色ないし赤褐色を呈する。これを赤水といい、金気臭も生じる。 |
アセットマネジメント | 資産について、最適な時期、規模による投資を行うことによりその価値を高め、利益の最大化を図ることをいう。また、単なる資産の管理だけではなく、最適な配置にするための取得、処分なども含んでいる。 | |
一日最大給水量 | いちにちさいだいきゅうすいりょう | 年間の一日給水量のうち最大のものを一日最大給水量(立方メートル/日)といい、これを給水人口で除したものを一人一日最大給水量(L/人/日)という。 |
一日平均給水量 | いちにちへいきんきゅうすいりょう | 年間総給水量を年日数で除したものを一日平均給水量(立方メートル/日)といい、これを給水人口で除したものを一人一日平均給水量(L/人/日)という。 |
インバータ | 周波数と電圧を制御することによって、モーターの回転を高度に制御する可変速装置のこと。回転制御により大きな省エネルギー効果が得られる。 | |
応急給水 | おうきゅうきゅうすい | 地震、渇水および配水施設の事故などにより、水道による給水ができなくなった場合に、被害状況に応じて拠点給水、運搬給水および仮設給水などにより、飲料水を給水することである。 |
簡易専用水道 | かんいせんようすいどう | 貯水槽水道のうち、貯水槽(タンク)の有効水量が10立方メートルを超えるものをいう。 |
給水 | きゅうすい | 給水申込者に対し、水道事業者が布設した配水管より直接分岐して、給水装置を通じて必要とする量の飲用に適する水を供給すること。 |
給水管 | きゅうすいかん | 道路に埋められている配水管(水道本管)から分岐して各家庭に引き込まれている水道管のことをいう。 |
給水区域 | きゅうすいくいき | 当該水道事業者が厚生労働大臣の認可を受け、一般の需要に応じて給水を行うこととした区域をいう。水道事業者は、この区域内において給水義務を負う。 |
給水原価 | きゅうすいげんか | 水道水1立方メートルを生産するのにかかる原価を表す。 (経常的費用-(受託工事費+材料及び不用品売却原価))÷年間有収水量で求められる。 この値が低いほど生産性が高いことを示している。 |
給水人口 | きゅうすいじんこう | 給水区域内に居住し、水道により給水を受けている人口をいう。給水区域外からの通勤者や観光客は給水人口に含まれない。 |
給水栓 | きゅうすいせん | 給水管の末端に取り付けて、水を出したり止めたりする栓の総称。最も一般的な給水栓がじゃ口である。 |
給水装置 | きゅうすいそうち | 市が設置した配水管から分かれて、各家庭に引き込まれている給水管、止水栓、水道メータ、じゃ口などを総称して「給水装置」という。 |
給水方式 | きゅうすいほうしき | 道路に埋められている配水管(水道本管)から給水装置を経由して、じゃ口で水を届けるやり方のこと。同じ水を届けるにも、低層住宅と高層ビルでは、同じ方法というわけにはいかない。それぞれの状況に合わせて、「直結直圧式給水」、「直結増圧式給水」、「貯水槽方式」という3つの方式から適切な方法を選択することになる。 |
給水量 | きゅうすいりょう | 給水区域内の一般の需要に応じて給水するため、水道事業者が定める事業計画上の給水量のこと。統計などにおいては、給水区域に対して給水をした実績水量をいう。 |
急速ろ過法 | きゅうそくろかほう | 原水中の懸濁物質を化学薬品である凝集剤を用いてまず凝集沈殿処理し、残りの濁質を1日120~150mの速度の急速ろ過池でろ過し除去する方法。 |
供給単価 | きょうきゅうたんか | 水道水1立方メートルの平均販売単価を表す。 給水収益÷年間有収水量で求められる。 この値が低いほど、水道利用者へのサービスが良好であることを示している。 |
業務指標(PI) | ぎょうむしひょう | 「水道事業ガイドライン」における業務指標は、水道サービスの目的を達成し、サービス水準を向上させるために、水道事業全般について多面的に定量化するものである。業務指標を算定することによって業務の定量化を目指すものではあるが、その数値について事業を評価するものではなく、業務指標には具体的な基準値は設定していない。 |
緊急遮断弁 | きんきゅうしゃだんべん | 地震や管路の破裂などの異状を検知するとロックやクラッチが解除され、自動的に自重や油圧または圧縮空気を利用して緊急閉止できる機能を持ったバルブ。 |
クリプトスポリジウム | 口から入り人体に寄生し感染症を起こす原虫類の一種。熱に弱く65~70℃に加熱すれば死滅する。典型的な症状は下痢である。 感染予防の方法は、家畜(特に牛)と接触した後は手洗いをすること。 浄水場出口の濁度が0.1度以下なら存在しない。 |
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ケレップ | じゃ口の内部で弁の役割をしているコマのこと。じゃ口を開くと、このケレップが上がって水が出る構造になっている。じゃ口を閉めると、ケレップが下がって水が止まる。 | |
県水 | けんすい | 兵庫県水道用水供給事業から購入している浄水処理済みの水のことをいう。 |
原水 | げんすい | 浄水処理する前の水。水道原水には大別して地表水と地下水があり、地表水には河川水、湖沼水、貯水池水が、地下水には伏流水、井水などがある。 |
硬質塩化ビニール管 | こうしつえんかびにーるかん | 塩化ビニール樹脂を主原料とし、安定剤、顔料を加え、加熱した押出し成形機によって製造したもの。塩化ビニール管または塩ビ管とも呼ばれている。この管は、耐食性・耐電食性に優れ、軽量で接合作業が容易であるが、反面、衝撃や熱に弱く、紫外線により劣化し、凍結すると破損しやすい。接合方法には、ビニール管用接着剤を用いた接合(TS継手)とゴム輪接合(RR継手)がある。なお、衝撃に強い耐衝撃性硬質塩化ビニール管もある。 |
高度浄水処理 | こうどじょうすいしょり | 従来の浄水処理方法(凝集沈殿・急速ろ過方式)にオゾン及び活性炭による処理を加えた浄水処理方法をいう。 これにより、かび臭やトリハロメタンを取り除き、クリプトスポリジウムなどの病原性微生物に対する安全性を向上させることができるなど、総合的な水質の改善を図ることがでる。 |
残留塩素 | ざんりゅうえんそ | 水に注入した塩素が、消毒効果をもつ有効塩素として消失せずに残留している塩素のこと。 |
ジェオスミン | 河川の富栄養化によって異常繁殖するプランクトンが作るカビ臭物質で、水道の異臭味覚障害原因物質として2-メチルイソボルネオールとともに知られている。 極少量でもかなりの悪臭を放ち、水1Lにわずか1億分の1グラム程度含まれただけで、カビ臭い臭味をつけると言われている。 高度浄水処理法で分解、除去することが可能。 |
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事業認可 | じぎょうにんか | 水道事業または水道用水供給事業を経営しようとする際に、厚生労働大臣または都道府県知事から受ける認可をいう。この事業認可は、行政法上の公企業の特許に相当するもので、認可を受けないと法の保護を受けることができない。水道事業の経営が自由に行われると、水道事業が乱立し、事業の計画的な遂行が困難となり、水道事業の目的である水を安定して供給することができなくなるおそれがあるので、公共の利益を保護し、公衆衛生を確保するため認可が必要とされる。 |
自然流下方式 | しぜんりゅうかほうしき | 高低差を利用して水を流下させる方式。ポンプ圧送方式に対する用語である。 |
指定給水装置工事事業者 | していきゅうすいそうちこうじじぎょうしゃ | 水道事業者が指定する水道工事を行うことのできる事業者をいう。各家庭の水道工事は水道事業体か明石市指定給水装置工事事業者しか行えないことになっており、指定事業者以外で水道工事をすると、給水をうけることができない。 |
指名競争入札 | しめいきょうそうにゅうさつ | 参加する者を発注者があらかじめ指名して行う入札のことをいう。信頼のある業者を選定できるというメリットがあるが、誰が入札に参加するかを探ることができるため、談合がしやすいというデメリットもある。 |
取水 | しゅすい | 地表水、河川水、湖沼水及びダム水、地下水から適切な取水施設を使い原水を取り入れること。 |
受水 | じゅすい | 水道事業者が、水道用水供給事業から浄水の供給を受けること。また、水道事業者から供給される水を利用者が水槽に受けることも「受水」という。 |
小規模貯水槽水道 | しょうきぼちょすいそうすいどう | 貯水槽水道のうち、貯水槽(タンク)の有効水量が10立方メートル以下のものをいう。 |
浄水・浄水場 | じょうすい・じょうすいじょう | 河川、湖沼、地下水などから取水した原水は、種々の物質、生物、細菌などが含まれているので、そのままでは飲用に適さない。これらの水中に含まれている物質などを取り除き、飲料用に供するための適切な処理を行い、水道法に定められた水質基準に適合させる操作をいう。また、この処理操作を浄水処理といい、それを行う場所を浄水場という。 |
随意契約 | ずいいけいやく | 公営企業の契約は、原則として入札によることとされているが、特別な理由がある場合に、入札によらず契約を行うことをいう。省略して「随契(ずいけい)」と呼ぶこともある。 少額の契約を行う場合に、入札よりも簡便な手続きの「見積り合わせ」により、契約の相手方を選定する「少額随契」と、特定の事業者でなければ行えないような契約の場合に、その事業者と契約する「特命随契」がある。 |
水源 | すいげん | 一般に取水する地点の水をいうが、河川最上流部やダム湖などその水の源となる地点の水を指す場合がある。水源の種類には、河川表流水、湖沼水、ダム水、地下水、湧水、伏流水がある。 |
水源井 | すいげんせい (すいげんい) |
地下水をくみ上げるための深井戸です。構造は、約180メートルの深さ(口径35センチメートル)があり、水中ポンプにより地下水をくみ上げています。なお、地下水は概ね70メートルより深い水脈から取水しており、地表水に影響をきたすことのないように配慮しています。 |
水質基準 | すいしつきじゅん | 水道水が備えなければならない水質上の要件として水道法に規定されている基準のこと。 |
水質検査計画 | すいしつけんさけいかく | 水道法施行規則では、水道事業者、水道用水供給事業者および専用水道の設置者は、水質検査計画を毎事業年度の開始前に策定することとされており、採水の場所、検査の回数等について具体的に規定されている。この規定に則り、それぞれの水道の水源やその周辺の状況等を勘案し、どのように水質検査を実施するかについての計画を立案、文書化するものである。 |
水道事業 | すいどうじぎょう | 一般の需要に応じて、計画給水人口が100人を超える水道により水を供給する事業をいう。計画給水人口が5,000人以下である水道により水を供給する規模の小さい水道事業は、簡易水道事業として特例が設けられている。計画給水人口が 5,000人を超える水道によるものは、慣用的に上水道事業と呼ばれている。 |
水道ビジョン | すいどうびじょん | 厚生労働省が平成16年6月に、今後の水道に関する重点的な政策課題とその課題に対処するための具体的な施策およびその方策、工程等を示したもの。 |
水道法 | すいどうほう | 明治23年(1890)に制定された水道条例に代わる水道法制(昭和32年法律177号)。水道により清浄で豊富、低廉な水の供給を図ることによって、公衆衛生の向上と生活環境の改善とに寄与することを目的としている。この目的達成のために、水道の布設および管理を適正かつ合理的にするための諸規定や水道の計画的整備・水道事業の保護育成に関する規定をおいている。水道事業のほか、水道用水供給事業、専用水道、簡易専用水道についても規定している。 |
石綿セメント管 | せきめんせめんとかん | 石綿繊維(アスベスト)、セメント、硅砂を水で練り混ぜて製造したもの。アスベストセメント管、石綿管とも呼ばれる。長所としては耐食性、耐電食性が良好であるほか、軽量で、加工性が良い、また価格が安いなどがあげられる。一方、強度面や耐衝撃性で劣るなどの短所がある。なお、人体内へのアスベスト吸入による健康への影響が問題となり、現在、製造が中止されている。 |
設計金額 | せっけいきんがく | 水道局が工事などを発注する場合には設計を組むが、その設計の工事を行うのに必要と見込まれる金額の積算のことをいう。 |
送水・送水管 | そうすい・そうすいかん | 浄水場で、処理された浄水を配水池などまで、管路によって送ること。この水道管のことを送水管という。 |
耐震管 | たいしんかん | 離脱防止機構付き継手を有するダクタイル鋳鉄管、鋼管(溶接継手)および水道配水用ポリエチレン管(高密度、熱融着継手)をいいます。 |
耐震診断 | たいしんしんだん | 構造物の耐震性能を評価する方法で、概略的な一次診断と、より詳細な方法による二次診断がある。 一次診断は、診断の対象構造物を選定し、建設年代、準拠示方書、概略構造特性および地盤条件等より、補強を必要とする構造物を抽出し、二次診断は耐震性能の詳細検討を必要とする構造物を抽出する。 二次診断は、一次診断により構造性能の詳細検討が必要とされた構造物を対象とし、設計図書、地盤条件等をもとに、所要の耐震性能を有しているか否かを診断する。 |
耐用年数 | たいようねんすう | 固定資産が、その本来の用途に使用できると見られる推定の年数。 |
ダクタイル鋳鉄管 | だくたいるちゅうてつかん | 鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化させたもので、鋳鉄に比べ、強度や靭性に富んでいる。施工性が良好であるため、現在、水道用管として広く用いられているが、重量が比較的重いなどの短所がある。ダクタイル鋳鉄管が開発された昭和30年(1955)前後までは鋳鉄管が主に用いられていた。 |
地方公営企業法 | ちほうこうえいきぎょうほう | 地方公共団体が経営する企業の能率的経営を促進し、経済性を発揮させるとともに、その本来の目的である公共の福祉の増進を図るため、地方自治法、地方財政法、地方公務員法の特別法として、企業の組織、財務およびこれに従事する職員の身分取扱その他企業の経営の根本基準、一部事務組合に関する特例を定める地方公営企業の基本法であり、水道事業(簡易水道事業を除く。)などに適用される。 |
鋳鉄管 | ちゅうてつかん | 鉄、炭素(含有量2%以上)、ケイ素からなる鉄合金(鋳鉄)で作られた管。直管は遠心力製造法、異形管は砂型により製造される。 |
貯水槽 | ちょすいそう | 給水装置からの水を直接受水するための水槽。各水道事業体の基準により直結式給水方式ができない場合、またはお客さまが常時一定の水量を使用する場合などに設置される。 |
貯水槽水道 | ちょすいそうすいどう | 水道事業の用に供する水道および専用水道以外の水道であって、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とするもの。簡易専用水道および貯水槽の有効容量10立方メートル以下のもの(いわゆる小規模貯水槽水道)の総称である。 |
貯水槽方式 | ちょすいそうほうしき | 直結給水を行うことのできない大規模な建物の場合、配水管から引き込んだ水を、いったん建物内の貯水槽(受水タンク)にためてからポンプによって給水する給水方式をとる。これが「貯水槽方式」である。大規模な建物全体に安定して給水できるのが利点である。 |
直結式給水 | ちょっけつしききゅうすい | 配水管と給水管を直接に接続して、じゃ口まで水を届ける給水方式で、ポンプによる増圧を行わない「直結直圧式給水」と、ポンプによる増圧を行う「直結増圧式給水」がある。直結給水は、貯水槽方式に比べてポンプ設備の運転コスト(電力)がかからず、省エネルギーの観点で優れており、貯水槽方式のように定期的な設備の清掃も必要なく、衛生面でも有利である。このため、明石市では、直結給水の範囲を拡大している。 |
直結増圧式給水 | ちょっけつぞうあつしききゅうすい | 配水管と給水管を直接連結して、その途中に増圧ポンプを設け、配水管内の水圧不足を補って給水する方式をいう。おおむね3階建てより高い建物で採用される。 |
直結直圧式給水 | ちょっけつちょくあつしききゅうすい | 直結給水のうちポンプによる増圧を行わない方式をいう。おおむね3階建てまでの建物で採用される。 |
貯留時間(滞留時間) | ちょりゅうじかん(たいりゅうじかん) | タンクまたは池の容量を流入量で除したもの。 |
継手 | つぎて | 管と管の接合、管とバルブ類の接合など、管路に欠くことのできない材料。種類が豊富で、種々の構造、性能をもったものがある。 |
導水・導水管 | どうすい・どうすいかん | 原水を取水施設から浄水場まで送ること。導水の方法としては、自然流下方式とポンプ圧送方式に分類される。この水道管のことを導水管という。導水管には、河川から貯水池を経由して浄水場に送る管と水源井から浄水場に送る管等がある。 |
動水圧 | どうすいあつ | 管路の中に水が流れているとき、この管路の任意点にガラス管を立てたとすると、下流になるほど水位は低下する。これは、摩擦その他の抵抗に打ちかって流れるため、各種エネルギー損失に相当する水頭が失われるからで、これらの水頭を損失水頭という。そのときの管路の各点は、低下したガラス管水柱に相当するだけの水圧を受けるが、この水圧が動水圧である。 |
2-メチルイソボルネオール(2-MIB) | に-めちるいそぼるねおーる(に-えむあいびー) | 放線菌または藍藻類によって産生され、異臭味物質として知られている。通常はカビ臭を呈するが土臭、墨汁臭となることもある。 |
日本水道協会 | にほんすいどうきょうかい | 昭和7年(1932)5月12日社団法人水道協会として設立、31年(1956)名称を現行に改めた。前身は、上水協議会である。日本水道協会は、水道の普及とその健全な発達を図ることを目的とし、その事業として、水道についての調査研究、日本水道協会規格など水道用品の規格についての研究、水道用品の受託検査事業、政府などへの請願、建議等、水道協会雑誌その他水道の参考図書の発行などを行っている。 |
配水・配水管 | はいすい・はいすいかん | 浄水場において製造された浄水を、水圧、水量、水質を安全かつ円滑にお客さまに輸送すること。市内全域に網の目状に張り巡らされ、各家庭の前まで浄水を送り届けるこの管を配水管という。配水管から分岐して各家庭につながる管は、給水管といい、配水管とは区別される。 |
配水場 | はいすいじょう | 浄水場で造った水道水を一時的に貯めておくところで、浄水場などで事故が起こってもすぐに断水しないよう、また、水使用量の変動を吸収するなど、安定して水道水を供給するための施設である。配水方法としては、高低差を利用した自然流下方法や送水ポンプを使ったポンプ圧送方法がある。 また、災害時には応急給水の地点にもなる。 明石市には、東部・中部・西部の3つの配水場がある。 |
配水池 | はいすいち | 給水区域の需要量に応じて適切な配水を行うために、浄水を一時貯える池。配水池容量は、一定している配水池への流入量と時間変動する給水量との差を調整する容量、配水池より上流側の事故発生時にも給水を維持するための容量および消火用水量を考慮し、一日最大給水量の12時間分を標準とする。 |
パッキン | ケレップの先についているゴムの部分をいう。 じゃ口からの水漏れの多くは、このケレップの劣化が原因である。 |
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pH | ペーハーともいう。pH7は中性、pH7より値が小さくなるほど酸性が強くなり、値が大きくなるほどアルカリ性が強くなる。水質基準値は、5.8以上8.6以下とされている。 | |
PFI | 公共施設の設計、建設、維持管理および運営に民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方。 | |
表流水 | ひょうりゅうすい | 地表水とほぼ同じ。特に水利用の観点から地下水に対していう。一般に河川水、湖沼水をいう。 |
深井戸 | ふかいど | 被圧地下水を取水する井戸をいう。ケーシング、スクリーンおよびケーシング内に吊り下げた揚水管とポンプからなり、狭い用地で比較的多量の良質な水を得ることが可能である。深さは、30m以上のものが多く、600m以上に及ぶことがある。 |
負荷率 | ふかりつ | 一日最大給水量に対する一日平均給水量の割合を表すもので、次式により算出する。 一日平均給水量/一日最大給水量×100(%) この比率は水道事業の施設効率を判断する指標の一つであり、数値が大きいほど効率的であるとされている。 |
ポンプ所 | ぽんぷしょ | 地形、構造物の立地または管路の状況など、諸条件に応じたポンプ圧送方式により水を送る設備を設置した場所。 |
マッピングシステム | コンピュータを用いて地図情報を作成、管理する技術で、地図情報に地下埋設管や関連施設の図形に加え、管路の口径、管種、埋没年度といった属性情報や、 管理図面などをデータベースとして一元管理するシステムである。 |
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MPa | めがぱすかる | 圧力を示す単位。例えば0.1MPaの水圧は、水が10mの高低差で生じる圧力 (1kgf/平方センチメートル)に相当する。 |
薬品凝集沈澱法 | やくひんぎょうしゅうちんでんほう | 急速ろ過方式における重要な前処理方法で、薬品の力を借りて凝集と沈澱を行う方法。 |
有効容量 | ゆうこうようりょう | 配水池や貯水槽などの総容量のうち実際に利用可能な容量をいい、具体的には高水位(HWL)と低水位(LWL)の間の容量をいう。 |
有収水量 | ゆうしゅうすいりょう | 浄水場や配水場から送り出した水道水のうち、実際に使用され水道料金収入につながった水量をいう。 |
有収率 | ゆうしゅうりつ | (年間総有収水量(水道料金収入につながった水量)÷年間総配水量(浄水場や配水場から送り出した水量))×100で求める。 水道施設の稼動が実際の収益にどの程度反映されたかを表し、高率であるほど水道施設の整備や稼動に要した経費を効率的に収益として確保したことを示す。 |
遊離炭酸 | ゆうりたんさん | 水中に溶解している二酸化炭素(CO2)のこと。遊離炭酸は炭酸塩や有機物質が分解して発生した二酸化炭素や空気中の二酸化炭素などが水中に溶解することに起因する。地下水では有機物の分解などにより、一般に多く存在する。 |
予定価格 | よていかかく | 入札を行うときに必ず設定する落札上限価格をいう。(ただし、不動産や物品の売り払いの入札の場合は、最低売り払い価格となる。) 予定価格は、取引の実例価格、需給の状況、履行の難易、数量の多寡、履行期間の長短、支払い時期等を考慮して、適正に定めなければならないとされている。 |
落札率 | らくさつりつ | 入札で、発注者の上限価格(予定価格あるいは設計金額)に対して、いくらの割合で落札されたかを示すものである。落札金額/上限価格(%)で表される。 |
漏水 | ろうすい | 漏水には、地上に漏れ出して発見が容易な地上漏水と、地下に浸透して発見が困難な地下漏水とがある。件数で比べると、90%相当が給水管関係の漏水と見られており、管の材質、老朽度、土壌、腐食、地盤沈下、施工不良、または舗装厚、大型車両化による路面荷重、そして他工事における損傷など、ありとあらゆる要因が漏水を発生させる原因となる。 |
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