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更新日:2024年5月2日
いついかなる場合にも、安全でおいしい水の供給を確実に維持していくことが、水道事業の使命です。その使命を果たすためには、地震などの自然災害対策に限らず、日常からの様々な場合を想定した危機管理が大切です。水道局では、危機管理に積極的に取り組んでいます。
明石市では、地震、水害、水源水質事故等の非常時における断水解消、消防活動用水の確保を目的とし、下記のとおり、隣接市町と相互連絡管の整備を行っています。すでに、明石市隣接市町との連絡管を設置しており、今後も複数の連絡管を検討しています。また、緊急時において即時対応ができるように、応援給水訓練を定期的に実施しています。
場 所 |
設置時期 |
応援水量の上限 |
①神戸市西区大沢⇔明石市大久保町 | 平成17年3月31日 | 2,000立方メートル/日 |
②神戸市垂水区南多聞台⇔明石市松が丘 | 平成19年3月31日 | 1,000立方メートル/日 |
③加古川市平岡町土山⇔明石市魚住町清水 | 平成25年10月31日 | 1,000立方メートル/日 |
④播磨町北野添1丁目⇔明石市二見町西二見字岡下 | 平成26年5月31日 | 1,000立方メートル/日 |
⑤稲美町六分一地内 | 平成27年12月10日 | 1,000立方メートル/日 |
合 計 |
6,000立方メートル/日 |
危機管理の対象は、地震などの自然災害に限りません。水質汚染、施設の管理、工事の施行など、様々な原因や場面が考えられます。安全・安定給水や市民事故防止の観点から様々なリスクを想定し、そのリスクを回避するための手を打ち、万が一発生した場合はその被害を最小限に食い止めるための方策を十分考えておかなければなりません。それは、水道局のすべての職員にとって、最も重要な職務・責任のひとつです。
水道局では、職場の単位である係(浄水場)の係長(場長)を中心に「危機管理職場リーダー会議」を設置し、各職場におけるリスクマネジメント活動を報告し、意見交換をしています。また、漏水等の事故が発生した場合もその対応について検証し、今後に活かしていく方策をまとめ、マネジャー会議(課長会)に報告するようにしています。
水道局では、危機管理に関する計画として、「水道局危機管理計画」を作成しています。(従来、「水道部災害対策計画」と「水道水汚染危機管理マニュアル」に分かれていたものを「水道部危機管理計画」に一本化しました。)「水道局危機管理計画」とは、災害等による水道施設の破損・機能停止及び水質汚染事故への対策について、活動体制及び活動内容を体系的に定めるとともに、水道局単独では対応しきれない場合の広域応援体制について確認した文書です。また、個別の作業の手順を示した各種マニュアル、水道局が所有する車両、仮設給水時の給水拠点等、緊急時に必要となるものの所在を確認する資料もまとめています。
また、各種の訓練も定期的に行っています。市防災訓練に給水班として参加しているほか、水道局独自に飲料水兼用耐震性貯水槽を活用した応急給水訓練、給水車操作訓練などを行っています。
水道局では,地震災害等により水道施設が被害を受けた場合を想定した応急給水訓練を実施しました。
地震により水道施設が被災し、被災を受けた水道施設の付近一帯が断水したと想定。
消火栓、仮設給水栓を利用し、応急給水袋へ給水する方法等を習得する目的で実施。
1 実施日
令和2年2月4日(火) 午後2時より約2時間
2 実施場所
明石市水道サービスセンター
3 参加者
水道局職員12名、水道局OB6名
4 目的
地震により水道施設が被災し、被災を受けた水道施設の付近一帯が断水したと想定。
消火栓、仮設給水栓を利用し、応急給水袋へ給水する方法等を習得する目的で実施。
ロールプレイイング中 仮設給水栓の設置
給水車への給水訓練
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