更新日:2024年8月1日
火災発生時の対応
火災発生時の対応
火災発生の現場に居合わせたら、まず「通報」「初期消火」「避難」が大切となります。
出火直後なら「通報」と「初期消火」の優先順位が高くなりますが、そのために逃げ遅れては大変です。優先順位は、状況によって変わることを理解して、あわてずに冷静に判断しましょう。
通報・・・大きな声で叫びましょう
- 大声をだして、家族や近隣の人に知らせる。
- 恐怖で声がでない時などは、鍋などをたたいて音で知らせる。
- 小さな火災であっても119番通報しましょう。
初期消火・・・初期消火は出火直後だけ!
- 火が天井に達していないうちに消火しましょう。
(一般的に、初期消火の限界は、天井に火がとどくまでといわれています。初期消火ができないと判断したら、無理をしないですぐに避難してください。)
- 家庭用の消火器や浴槽の置き水などを有効に利用しましょう。
避難・・・危険を感じたらすぐに避難!
- 避難する時は、燃えている部屋の空気を遮断するため、窓やドアを閉めて、すみやかに行動しましょう。
- 服装や貴重品の持ち出しにこだわらず、できるだけ早く屋外に出ましょう。
- 一度避難したら、絶対に家の中に戻らないでください。
火元別の消火方法
ストーブ
- 消火器は、直接火元に向けて噴射する。石油ストーブの場合は粉末消火器を使用する。
- 消火器がない場合は、水にぬらした毛布などを手前からすべらせるようにかぶせ、空気を遮断する。
コンロ
- 油なべの場合、水をかけたりやマヨネーズや野菜を入れるのは厳禁です。
- 粉末消火器は、鍋の全面を覆うように噴射し、強化液消火器は鍋のふちに向け噴射する。
- 消火器がない場合は、ぬらしたシーツやバスタオルを手前からかぶせ、空気を遮断する。
煙はこわい!
煙は、一酸化炭素中毒などの有毒ガスを含んでいるため、中毒などにより命を落とす危険性があります。
横へ広がる速さは、1秒間に0.5~1mですが、上に昇る速さは、1秒間に3~5mと非常に速いので、ビルなどの火災で出火階が離れていても注意が必要です。
タオルやハンカチなどで、口と鼻をおおい、できるだけ低い姿勢で避難しましょう