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更新日:2024年11月8日
住宅火災による死者を減少させることを目的として、すべての住宅に住宅用火災警報器などの設置が義務付けられています。(ただし、マンションや店舗付き住宅等で自動火災報知設備やスプリンクラー設備等が設置されている場合は除く)
住宅用火災警報器は、あなたや家族のいのちを守る大切な機器です。
まだ設置されていないご家庭は、お早めに設置をお願いします!
住宅用火災警報器は火災により発生する煙または熱を自動的に感知し、警報音や音声で、いち早く火災の発生を周囲へ知らせるものです。
大きく分類すると『煙』に反応するタイプ(煙式)と『熱』に反応するタイプ(熱式)の2種類あります。
≪煙感知器≫
火災によって発生した煙を感知するタイプ
※主に寝室や階段に設置します。
≪熱感知器≫
火災によって発生した熱を感知するタイプ
※主に台所に設置します。
以下⑴⑵の箇所に設置が義務付けられています。
⑴寝室
⑵寝室がある階の階段上部(1階の階段は除く。)
※住宅の階数等によっては、その他の箇所(階段)にも必要になる可能性があります。
※台所等への設置義務はありませんが、火災発生の恐れが高いため、努めて設置するようにしてください。
≪設置イメージ≫
設置位置は以下の⑴~⑶のとおり
⑴天井に設置する場合、壁又は梁から60cm以上離れた天井の中央付近に設置すること
⑵壁に設置する場合、天井から15cm以上50cm以内の範囲で設置すること
⑶換気口等(エアコン)の空気吹き出し口から、1.5m以上離した位置に設置すること
いざという時に確実に作動するよう、日ごろから点検とお手入れをしておくことが重要になります。
作動確認は住宅用火災警報器のボタンを押す、若しくはひもを引くことで簡単に点検することができます。
ブザー音又は音声が鳴れば正常に作動していることになります。
ブザー音や音声が鳴らない場合は、電池切れ又は故障が考えられます。
住宅用火災警報器は、古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。
設置してから10年を目安に本体を取り替えることをお奨めします。
交換を忘れないための合言葉があります⇒『10年たったら、とりカエル。』
交換のおすすめ10年たったら、とりカエル。(外部サイトへリンク)
Q1、どこで販売しているの!?
A1、住宅用火災警報器は消火器等を取り扱っている消防設備取扱い店や家電量販店、ホームセンター等で購入ができます。消防局が販売等をしていることはありませんので、悪質訪問販売等にはご注意ください。
Q2、設置していない場合の罰則はあるの!?
A2、罰則はありません。しかし、住宅用火災警報器の目的は、何よりも火災からあなたの大切な家族やご自身の命を守ることにあります。
Q3、取り付けた後に消防検査や点検を受けなければならないの!?
A3、消防による検査はありません。また、業者に点検を依頼する必要もなく、基本的には個人で維持管理することになります。
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