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更新日:2023年5月11日

記者会見 2023年(令和5年)5月1日

丸谷市長 就任会見

資料 「市長へのおてがみ・まるちゃんポスト」スタート(PDF:201KB)

市長

第15代の明石市長に就任させていただきました、丸谷聡子と申します。選挙期間中は泉市政の継承ということで、ずっとお伝えさせていただきました。その重責をひしひしと感じて、本日登庁させていただきました。これからも私の市民目線のスタイルは変えずに、しっかり前に進んでいこうと思っています。

選挙期間中は、ひらがなのさとこで活動していましたが、本名は聡子と書きます。市長としてはこの漢字の聡子を使っていきます。私は5歳の時に父が亡くなり、今日は父の遺影に報告をして家を出てきたんですが、父の言葉が聞こえてきて、耳へんは聞く、ハムは公、それに心ですから、あなたはこれから公の心を聞いていくんだと。父から唯一もらった形見がこの名前ですので、それを心に留めて、この4年間公の心をしっかり持って市民の皆さんの声を聞いていく、そこをしっかりやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

記者

早急に取り組みたいこと、今後の決意を教えてください。

市長

まず取り組みたいことは、1か月半前までは、まさか私も今日ここで市長として皆さんとお話させていただくことになるとは想像だにしなかったことですし、職員の皆さんもそうだと思いますので、まずは職員の皆さんと心を合わせていく。色んな今までのことも聞きながら、一緒にチーム明石として職員の皆さんとともに、市民の皆さんのために市政を運営していくことを第一にやっていきたいと思います。

そういう意味では本来、すぐに市長訓示というのがこの後あるんですが、まずは局長以上の方と一緒に心を合わせたいということで、今日は局長以上の方としっかり膝を交えてお話をさせていただいて、その上で、一般的にいう市長訓示を明日にさせていただきます。そういう意味もありますので、まずは職員の皆さんの意見を聞く、できれば早急にお一人お一人と短時間でも面談をするようなこともお願いしていきたいと思っています。

その上で、私もずっと市民の皆さんの声を聞かせてくださいと言わせていただいてきましたので、早速泉市長がやられていた市長意見箱というのを、「市長へのおてがみ きかせて みんなの声 まるちゃんポスト」という形で設置したいと思います。今までは市役所とパピオスあかしの2拠点4か所に置いていたんですが、西の方の方が遠いということでしたので、各市民センターとサービスコーナー、パピオスあかしの総合窓口に置いて、4か所から12か所に増やしていこうと思っています。これは早速今日から始めさせていただきます。

そして意見箱ではなくて、おてがみにしたのは、意見というよりは一緒にまちを考えていくということで、何でも声を聞かせてという意味で、市長へのおてがみという名前を決めさせていただいております。決意は先ほども述べさせていただきましたが、これからも市民の方を向いて、市民目線で、市民の皆さんとともにみんなの明石をつくっていく、そういう決意は変わらず持っていますし、それは職員の皆さんにもご理解いただいて、一緒に進めていきたいと思っています。

記者

大きな公約としてサポート券とタウンミーティングがありました。特にタウンミーティングについては部署を設けるというような話をされていましたが、そのあたりはどうですか。

市長

まさについ先ほど登庁し、皆さんとお話させていただいていますので、これからしっかり副市長以下皆さんとご相談して、まず部局は立ち上げさせていただいて、できれば今月からテーマを決めてのタウンミーティングは始めたいと思っています。サポート券についても、これは議会の議決が必要なことですので、丁寧に議会ともご相談しながら、市民の皆さんにとってより良い形で、できるだけ早い段階で実施できたらと思っています。

記者

明日、部長級以下の一般職員に訓示をされるんですか。

市長

職員誰でも来てくださいという形で、10時から市民会館大ホールで、訓示というか私の思いをしっかり伝えて、心合わせをさせていただいて、職員の皆さんにもご協力いただきたいと思います。

記者

改めて泉市政を継承する部分と、丸谷色というか、改善しようと思っている部分をそれぞれ教えていただけますか。

市長

こどもを核としたまちづくりや、誰ひとり取り残さない福祉のまちづくり、SDGs未来都市などはしっかり路線は継承していこうと思います。むしろ継承してほしいということで、皆さん丸谷聡子とお書きいただいたと思いますので、そこはしっかりやっていきます。

ただ選挙期間中もお話しましたが、前市長とはやり方が違います。私もこれから職員の皆さんに聞いていかないと本当のところは分からないと思っていますが、トップダウンでスピード感を持って進めてこられた、そこをどう丁寧にやっていくかというのは職員の皆さんともお話しながら、しばらく前の様子も見させていただきながら、やり方を変えていけたらと思っています。

記者

改めて市長に就任された立場でお伺いしますが、泉市政でのトップダウンのやり方というのは、チェック役の議員もされていてどう感じておられましたか。

市長

そういう意味では、コロナなど災害時である場合は、やはり首長のスピード感のある政策決定はすごく大事だと思いますが、それ以外のところはやはり議会があるわけですから、きちんと議論するというところは大事だと思います。私も一人会派でしたから、情報を後から聞くとか、最初にマスコミに情報が流れて朝新聞を見てえっとなるようなこともありましたので、そういうことはないようにして、やはり市民の付託を得て議会に来られている議員の皆さんですから、しっかり話をしながら丁寧に進めていくことが大事だと思っています。

記者

今まで議員として明石市役所には何度も登庁されていると思いますが、今日市長として登庁されてみて、どう感じられましたか。

市長

議員ももちろん市民の付託を受けて来させていただいているので、責任というのは持っていたつもりですが、やはり市長というのは、本当に明石市のすべてのことに対して全責任を負っていくという立場ですので、そこは重責というか、その重みを感じながら登庁させていただきました。

記者

前市長は、情報発信という意味では本当にあらゆる手段を使われていました。特にツイッターは波もありましたが、一定の効果があったと思います。そういう形での情報発信、丸谷市長は今後どのようにされたいと思いますか。

市長

前市長もツイッターを始められたのは1年半ぐらい前で、それまでの10年間はツイッターはされていなかったと思います。私も少し様子を見させていただきたいですし、むしろ個人がツイッターで発信するというよりは、明石市の広報媒体をしっかり使いながら、動画チャンネルもありますので、動画配信であるとか情報発信はしていきたいです。また、必要であればこのような記者会見をしっかりさせていただいて、常に市の情報というのはできる限り市民の皆さんにオープンにしていきたいと思っています。

記者

タウンミーティングですが、今の構想ではいつぐらいからスタートできればとお考えですか。

市長

できれば5月後半には、第1回目を何かテーマを決めてやっていきたいとは思っています。毎月開催と言っていますので、色々変えながら、進化させながらやっていきたいと思います。今までのタウンミーティングというのは、ただ集まっていただいて、こちらが情報を伝えてご意見を聞くみたいな、ある意味一方向に近いような形でした。

そうではなく、もう少し対話をしっかりしていけるような、市民の皆さんも一緒にまちを考えて、そういう意味では職員と一緒に育っていくというような、そのようなイメージを持っていますので、ぜひそれはどのような方法が一番良いのかというのは考えながらやっていきたいと思います。

記者

タウンミーティングは、例えば子育てなどテーマ別に集まってもらって、円座で話すみたいなイメージですか。

市長

テーマによってもさまざまですが、障害を持たれている方とか、子どもたちとか、そのようなテーマもあると思います。また地域ごとの課題もあるので、それぞれの小学校区ごとの地域に出て行って地域の皆さんとお話するということもあるでしょうし、それは決めずに必要な方々とともにお話をするという感じで考えています。

これもイメージですが、もう少しみんなで一緒に議論しながら課題を共有するような、そのような手法も、専門家の力も借りられたら出来るかなと思っています。ぜひグラフィックレコーディング(グラレコ)はやりたいです。議論をイラストと文字で簡単にまとめていくという手法があるんですが、私自身もグラレコをしていましたので、そのような色んな手法を使いながら、前向きに明石の未来をみんなと創造していけるような、フューチャーセッション的なことができたらと思っています。

記者

公約の1つのタウンミーティングや、今回のみんなの声を聞かせてのリリースも丸谷色が出ていると思いますが、改めて丸谷色はどのようなものかご自身の言葉で表現していただけますか。

市長

自分色が何か分かりませんが、この2期8年間の議員生活も本当に市民の皆さんに一番近いところにいる議員でいようと思って、市民の皆さんと一緒に市政に声を届けてきたということがあります。そのスタイルは市長になったからといって変わるものではないし、私の原点でもありますので、そういう意味では私の気づかないこと、本当にお一人のお困りごとが、もしかしたら市内全体のお困りごとになるかもしれません。

私もソーシャルイノベーションという手法を研究してきて、ピンチと思われるものは必ずチャンスが生まれるように取り組もうと思っているので、そのような姿勢は崩さずに、市長になったから丸谷さん遠くなったと思われないように、みんなの市長として頑張っていきたいと思います。

記者

まるちゃんポストについては公表しませんとなっていますが、それを市政に反映するという意味で言えば、どんな理由からですか。

市長

これは前市長の意見箱のときもそうだったんですが、直接生のお手紙を公表するわけではなくて、このようなご意見があって、このような形になりましたということ、改善したことはしっかり発表していこうと思いますが、個別にこの方からこのような意見をいただきましたということは公表しませんという意味です。

記者

もちろん誰が言ったかは非公表でいいと思いますが、一律に非公表というのは違和感があるんですが。

市長

このようなご意見があったから、このようにしましたということは当然言っていきますが、これはあくまでも、ご意見をいただく方がそれをそのまま公表されたら困るという意味で書いてあるものなので、前市長のときも書いてあったんですが、それが違和感がおありなのであれば、また検討させていただきます。決して隠してしまって、こんな意見があったということを言わないというわけではなくて、このような意見があったのでこのように改善しましたということは、しっかり市民の皆さんにもお伝えしていきます。

記者

まるちゃんポストについて、前市長との違いを改めて教えていただけますか。

市長

名前です。意見箱ではなく、おてがみなので。子どもがお手紙を書いてくれてもいいし、意見というと何か意見を言わないといけないと思われるので、気づいたことを何でも、提案でもいいし、気づいたことがあったら教えてくださいということで、きかせてみんなの声、ここが一番言いたいことです。

記者

一通一通全部目を通されるんですか。

市長

通します。

記者

今日から従前からの4か所は設置するんですか。

市長

そうです。連休明けから他の8か所も設置します。同時にメールでもいけます。アドレスはマルポス(maruposu@city.akashi.lg.jp)ですので、市民の皆さんが何かお困りごとがあれば、マルポスへお願いします。

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