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更新日:2024年10月9日
資料 明石市医療的ケア児等相談窓口をオープンします(PDF:2,330KB)
資料 あかし1DAYプレーパークを開催します(PDF:809KB)
資料 「明石市チャレンジ・スタートアップ事業者支援補助金」の審査結果について(PDF:495KB)
教育長の交代についてお伝えさせていただきます。明石市教育長の任期が10月13日で満了となりますので、本日、市議会に議案第87号ということで、「教育長任命につき同意を求めること」を上程させていただきまして、先ほど本会議でご承認をいただきました。後任の教育長として、福本 悟(ふくもと さとる)さんにお越しいただいておりますので、本日この場でご紹介させていただきます。
福本さんは、昭和61年から教員として明石市内の小学校などに勤務されまして、その後、兵庫県教育委員会播磨東教育事務所の主任指導主事、そして明石市教育委員会でも事務局次長を務めていただいておりました。また、高丘東小学校、沢池小学校の校長を歴任されまして、現在はあかし教育研究センターで勤務してもらっている方でございます。教育現場での指導や学校運営に加えまして、県や市の教育行政で培われた豊富な知識と経験を生かして、明石市の教育にご尽力いただける、まさに明石市の教育長として適任な方だと思っておりますので、期待をしております。
実は私、福本先生とは20年ぐらい前にお会いしていまして、今日はせっかくですので、エピソードを紹介させていただきます。福本先生は20年前には花園小学校におられまして、全国小学校理科研究大会の兵庫大会の会場校として研究に着手された時期で、私も少し関わらせていただいていたんですけれども、まさに研究授業なんです。当時はこんな公立の小学校があるのかと本当に目を丸くしたことを昨日のことのように覚えています。『「連携」で拓く新しい授業・新しい学校の姿』という本も出版されていて、この本の中に実践のまとめということで、当時の神戸大学発達科学部助教授の稲垣先生が文章を書かれているんです。その中で、『花園小学校における研究の命運を握っていたのは、失礼ながら当時は理科に素人な教師たちだった。主人公は花園小学校の教師たちであるが、特に挙げるとすれば藤本校長と福本教諭であったと見ている』と書かれていまして、福本先生は研究リーダーとして、ちょうど中堅に差し掛かった教員で、しかも花園小学校には途中から参入をされた新参者であるが、イノベーションと呼ぶにふさわしい花園小学校の研究授業を見事にされた方だと、いろいろ取り組んでこられたことが書かれていまして、『福本教諭は研究テーマを決める時も、連携先を探る時も、トップダウンではなかった。多様な連携が結ばれている事実は、福本教諭自身がトップダウンに連携を示唆したというよりも、教師の主体的な思いや願いを具現化するように見事なサポートをされた成果であるように思う。また、一見地味なサポート役に徹しているかのように見せながら、それぞれの教師の思いや願いを連携先とともに、実現するキーパーソンとしての役割、すなわち教師自身が連携先と子どもたちを結ぶインタープリターであり、コーディネーターだとすれば、福本教諭はスーパーコーディネーターとしての役割を果たしていたのだ』というようなくだりがございます。まさにトップダウンではない教育長。スーパーコーディネーターとしての教育長に私は大いに期待したいと思いまして、福本先生に明石市の教育長をお願いしました。まさに私がこの目で実際に20年前の先生の姿を見てきましたので、明石市の教育長には福本先生しかないと思っておりますので、若い先生方が今増えている中で、主体的な先生方を育てていっていただきたい、明石の教育に力を貸していただきたいと強く思いまして、このたびお願いをした次第です。
これからも市は教育委員会としっかり連携しながら、明石の子どもの学びと育ちを支えていきたいと思っております。福本さんの略歴につきましては、資料に記載しておりますが、ここにご本人が来てくださっていますので、就任は10月14日からなんですけれども、今日は議会のご承認をいただいたということで、改めてご本人から自己紹介をしていただければと思います。
ただいま市長からお話しいただきましたとおり、私は22歳の時に明石市の教員として採用いただいてから、ずっと教育畑を歩いてまいりました。また、生まれも育ちも明石ですので、自分も明石市で教育を受けてきた者のひとりでございます。その後、教育委員会にも行ったりもしましたけれども、現場から離れることはなく、常に現場の先生たちと、今もやりとりをしながら、子どもたちの未来のために何かできることはないかということを日々模索しているようなところでございます。自己紹介としては以上となりますが、ご質問がありましたらお答えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
現職の明石市教育委員会あかし教育研修センターでは、どういったお仕事をされているんですか。
今は研修指導員という職名で仕事をさせていただいていまして、教員のいろいろなステージ、例えば初任者であるとか、10年目の先生であるとか、管理職であるとか、いろいろな立場に合わせた研修を受けていただいておりまして、そのお手伝いをしているというのが私の仕事でございます。私自身が直接講師をしたこともございますが、基本的にはコーディネートです。大学の先生にお願いしたり、指導主事にお願いしたりしながら、実施する研修にふさわしい講師を探してきたりするコーディネートが主な仕事でございます。
今日は本会議でもご挨拶されていたと思いますけど、福本さんが教育長になられるということで、今、明石市の教育現場の課題であるとか、それに対してどのように解決していくみたいなお考えがあれば教えてください。
そうですね。つい3月まで現場の校長をしておりましたので、教育の明石市全体の課題ということになるかどうかはちょっとわかりませんけれども、やはりたくさんあります。たくさんあるというのは、何か問題があるという意味ではございません。議会でも申し上げましたが、急速に社会が大きく動いている中で、子どもたちも多様な価値観を持つようになってきています。多様な価値観を持つだけではなく、それぞれの個性を生かした多様な学び方も求められるようになってきています。ところが、私たち教員は、もう随分前から教壇に立っている人も含めてですね、やはり授業の進め方であるとか、教育のスタイルというがありまして、一朝一夕に変わるというのは難しいというところがございます。これからの教育としては、やはり子どもたち一人一人に寄り添って、子どもたちの学びを支えていく、共に走る伴走者としての教師が求められるように思っておりますので、そんな方向に明石市の学校教育が進められればいいかなというふうに考えているところでございます。
先ほど市長のお話にあった研究事業というのは、かいつまんでで結構ですけれども、具体的にどういう授業をされて、福本先生がどういう役割を果たされたかというのをもう少し教えていただければなと思います。
このときは理科の授業がメインになっておりました。花園小学校というところは、ご承知のようにまちの真ん中にある学校でございますので、豊かな大自然があるとか、そういうところではないんですね。そこで都市型の理科、明石市もだいぶ都市化していますので、都市としての理科はどうあるべきかということを考え、お隣に川崎重工という大きな会社もありますし、JRもありますし、理科でいうところのテクノロジーを持たれた企業の方が身近にたくさんいらっしゃる。しかも保護者もそうであったということを考えて、子どもたちに、より夢と希望が持てるような理科授業ということを考えましたので、そういった技術者の方にも来ていただき、当時の丸谷市長にも授業に加わってもらったりもしたんですけれども、それぞれの専門の方のお力を借りながら、より深い理科の授業ができるようにするにはどうしたらよいか、ということをテーマに考えてまいりまして、それを現した授業を皆さんに公開をしたということでございます。
川崎重工とかJRの技術者の方に来ていただいて、どんな技術があるかとか、どんなお仕事をされているとかみたいな、そういう授業というのをしていたのですか。
そうですね。例えば富士通の技術者には2足歩行ロボットを持ってきていただいて、それの開発に当たっての思いであるとか、そこに至るためにこういう勉強しなくてはいけないよねという話もしていただいたりとか、JRの方も同じように、電車を動かすということがどういうことなのかということを、実際にやっておられる方に実物を見せていただいたりしながら、子どもたちに授業をしていただいたというようなことです。もちろん教員も一緒にするんですけれども。
実物というのは、その現場に行かせていただいたりとか。
それもあります。JRですと網干に行かせていただいたりもしましたし、電磁石と関わりがありますので、電磁石を持ってきていただいて見せていただくとか、そういうことも当時はさせていただきました。
その本は先生の著書になるんですか。
これは花園小学校が出された本なんです。
その研究授業に中心として関わられたということですか。
このときの研究リーダーということで、私が窓口になっていました。
学年に合わせていろんな取り組みをされていて、私もこのとき関わっていたんです。公立の学校でこんなことができるのかと本当に驚いたんです。そのときは花園小学校が愛鳥モデル校にも指定されていたので、それで3年生の野鳥の授業というのを1年間通してさせていただいて、花園小学校ってまったく自然がない地域にあるんですけど、そこの中でも校庭の芝生の中にバッタがいたり、中庭にもいろんな生き物が飛んできたり、ちょっとした工夫で、生き物ってつながっているよっていう話を、体験を通してですね、していました。当時は環境学習にも取り組んでいない時代でしたので、本当に先進的な取り組みをされたと思っています。私も花園小学校との関わりがなかったら、環境教育の道にも入らなかったし、こういうことしなかったと思います。花園小学校さんに、たまたま私が鳥が好きで、野鳥の会でということで頼まれて、お手伝いさせてもらったのが、すべてのここに至るきっかけになっていると思います。
この取り組みを通じて子どもたちの心って、こんなふうに育っていくんだとか、そういうことをすごく実感させてもらいました。福本先生はそういう仕掛けをつくられた方ですので、教育長になられたら仕掛けをたくさんつくっていただいて、簡単にはいかないんですが、やっぱり時間をかけて、福本先生が教育長として種をまかれたことが、10年後20年後に花が咲いてくるというような種まきをしていただけたらなと思っています。
それは20年前の話ということですけれども、近年、校長で赴任された学校で取り組まれたユニークな取り組みなんかがございましたら教えてください。
昨年度になりますけれども、沢池小学校で食育を中心に、同じように取り組みをしていました。その中で、本当に校内にいろいろな仕掛けをして、子どもたちの興味関心を高め、子どもたちがもっと知りたいなって思うような教室、学校の中をそういう場につくっていったというようなことがあります。その中で、一つ教職員も楽しもうということで、職員室の改革も行いました。急激に児童数が増えている学校でございまして、面積がちょっと厳しくなってきていて、職員室がもう職員でいっぱいになりましたので、机を置かないようにしたり、後ろをちょっとカフェ風にしてみたりとかというようなことを、職員と一緒に作り上げていく、学校の中を、環境もそうですけれども、授業もすべて職員とともに子どもたちと一緒に作り上げていくというような実践をさせていただいたところです。今もその職員室は続いております。
沢池小学校の職員室に行っていただいたらいいと思うんですが、先生の机は一つもなくて、テーブルがあって、先生はロッカーに荷物を置かれていて、その日によって座る場所が違うんです。だから本当にフレキシブルに動けるような、明石市ではあんな職員室は見たことないですね。
それも先生の発案で。
スタートは物理的に場所がないということから始まったんですけれども、小さいストレスが教員にかかりますと、やっぱりあまりいい教育はできないんじゃないかというふうに私は考えました。それで、毎日後ろに行くだけでも、「ごめんなさい、ごめんなさい」と言いながら、いすの横を何度も通らなくちゃいけなかったので、これではもう本当にだめだと思いましたから、思い切ってなくそうというふうに考え、そしてフリーの座席にしたことで、ともすれば学年の固まりになりやすい小学校の特質があるんですけれども、いろいろな人と情報交換、学年の枠を超えて、子どもたちの相談ができるという環境も生まれてきた。そういうことでございます。
2024年10月1日から、明石市医療的ケア児等相談窓口がオープンします。場所は本庁舎の1階です。近年、医療技術の進歩に伴いまして、全国的にですけれども、医療的ケアを必要とする子どもが増えておりまして、実態も多様化をしておりますので、医療的ケア児と家族への個々の状況に応じた支援が重要な課題となっております。利用できる福祉サービスを知りたいとか、退院後どこに相談したらいいかわからないなどの声に対応するために、保健師、看護師が相談に応じる明石市の相談窓口を開設します。医療的ケア児とそのご家族が、住み慣れた地域で安心して生活していけるように、保健、医療、福祉、教育等いろいろな関係機関とも連携しながら、切れ目のない支援を行っていきます。『医療的ケアが必要なこどもと家族のための支援ハンドブック』というものもつくっておりますし、この相談窓口は事前予約制になっておりますけれども、しっかりと支援していきたいと思っています。
こちらは専従の窓口なんでしょうか。それともどこかの課にあるんですか。
市役所の中に市直営で相談窓口を設置する予定にしています。障害福祉課の職員と、委託の看護師で対応させていただきます。組織としては障害福祉課ということになります。
部屋は障害福祉課の中ではなくて。個室を設けて、落ち着いてゆっくり相談していただけるような、そういうスペースをつくっております。
こういう窓口を設けている自治体というのは県内では他にありますか。
市役所直営での窓口は、おそらく他の自治体、中核市、神戸市にもないと思われます。明石市独自だと思います。
県内で初めてかどうかわからないですか。
神戸市、中核市、加古川市に確認したんですが、相談支援センターとか病院の方で個別に対応はされているようなんですけれども、市役所直営で窓口を設置してというところはないように思います。
部屋の方は、保護者と職員が対面で相談できる机といすのほかに、子どもさんをちょっと寝かせてゆっくり座って相談対応できるような、マットを敷いたゆったりくつろげるようなスペースもつくっております。
あかし1DAYプレーパークということで、10月から明石市内の公園4カ所でプレーパークを開催します。プレーパークというのは、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした屋外の遊び場です。子どもは遊ぶことで自ら育ちます。子どもが五感を生かして自由に遊ぶことを大切に、できるだけ禁止事項をなくして、子どもと地域とともにつくり続けていく子どもの居場所でもあると思いますので、今年度、モデル事業として特性の異なる4カ所、10月12日に大蔵海岸公園、11月9日に明石公園の東芝生広場、11月30日に石ケ谷公園、そして12月1日には、住宅地の中の子どもたちだけで行けるような身近な公園ということで上ケ池公園で開催します。いずれも時間は午前10時から午後3時までで、その時間内であればいつ来ても、いつ帰っても大丈夫。事前申し込みも不要ですし、もちろん料金も不要です。すべての子どもが自由に遊ぶことを保障する場所として、プレーワーカーと呼ばれる遊びのコーディネーターも配置しまして、子どもたちの遊びのサポートをしていきます。
明石市でのプレーパークの開催に先立ちまして、今年の7月から8月にかけて、小中学生を対象に「こども会議」を3回開催し、「海」とか「遊び場」をテーマに子どもたちからさまざまな意見、アイデアをもらいました。子どもたちのアイデアをこのプレーパークに生かせるように、各公園の自然の特性などを踏まえながら開催します。例えば大蔵海岸では「釣り」「すなのアート」「生き物かんさつ」「海のクラフト」、明石公園では「虫とり」「竹あそび」「生き物かんさつ」「ロープゆうぐ」、石ケ谷公園では、一番子どもたちからリクエストが多かったたき火をして「やきいも」とか、「ひみつきちづくり」「リースづくり」などをします。上ケ池公園では、池田市でプレーカーという車で各公園を回っているような遊び場づくりをされていますので、私も池田市に視察に行かせていただいて、市長にも直接お願いをさせていただいて、池田市から遊びの素材を載せたプレーカーがやって来て、いろいろな道具を出してもらって、「段ボール工作」や「かみしばい」「おままごと」や、そしてここでも「やきいも」をやってみようということで、今計画をしているところです。今年度のこのプレーパーク4カ所のモデル事業の結果を踏まえて、今後は適切な開催場所の選定であるとか、地域の皆さんの関わりとか、それから質の高い遊びのコーディネーターをどう確保していくかなど、様々なテーマについて、市としてどのような関わりが望ましいかを含めて検討を行いまして、明石市らしい、明石市にしかないプレーパークの取り組みにつなげていきたいと思っています。「こども会議」では子どもたちがどんどん意見を出して、ボードいっぱいに書いてくれました。「やきいも」をしたいとか「ひみつきち」を作りたいというのが多かったんですけど、子どもたちが自分たちの提案したことが実際にこうやって実現しているという実感を持ってもらいたいなと思っているところです。
各回でやることが横に書いてあるんですけど、子どもが提案して実施されるものはどれですか。
ここに書いてあるもの全部です。たくさんいろんなリクエストが出ていますので、それをここに詰め込んでいます。もちろん「すなのアート」がしたいとか「生き物かんさつ」がしたいというのもありましたし、「虫とり」したいとか、こういうのは全部子どもたちから出てきたものです。
全部ですか。
全部ですね。それと、書いてあることができるようにはしているんですけど、そもそもプレーパークって大人が遊びを用意するものではなくて、そこにあるもので子どもたちが遊びをつくり出すというか、ただただ広い場所があって、そこを走り回るだけでも子どもたちはいろんな遊びをつくり出していくので、そういう場を提供するという形なので、これだけしますというわけではないです。こういうのを用意しておきますということなので、それ以外に、さっきも言いましたように、いろいろな禁止事項をできるだけなくしていますので、その中で自分の責任で自由に遊ぶというような、そういうことをモットーに自由に遊んでもらう場というふうに考えています。
自分の責任で、という言い方がちょっと冷たく感じるんですけど。
それは全国のプレーパークのお約束事みたいなところがあるので、自由に遊ぶんだけど、例えば木登りとかしても、やっぱりそれは安全に遊ぶっていうことがすごく大事だと思いますので、プレーパークの一つの定義として、自分の責任で自由に遊ぶっていうのがあるので、そこを書かせていただいているんですけど、それはもう本当に市がやりますので、事前に危険なものは、予測されるものは取り除いていくんですけれども、例えば細いロープを歩いていったりするのも、しっかり自分たちで安全には気をつけてやっていこうねっていう、そういう取り組みです。例えばキャンプなんかでもたき火をしますけど、火を触ったことがない子の中には火が熱いって知らない子もいたりして、平気で手を突っ込んでいったりとかするんですけど、そういう野外活動の様々な体験をしていくことで、自分で自分の身を守る術とかが身についていくと思うので、生きる力を身につけられるような場所にしていきたいと思っています。なので、何があってもあなたたちの責任ですよという、そういうものではないのですけど、言葉には気をつけさせていただきたいと思います。
万が一事故があったときに、あなたの責任ですとはならないという理解でいいですか。
できるだけ禁止事項はなくしているので、そこはやっぱりお子さんとか親御さんの責任で遊んでくださいよ、ということは伝えておかないといけないと思います。
例えばですけど、大蔵海岸の砂浜で、普段ふらっと遊びに行くのと違ってこの日だったらどんな禁止事項がなくなって、どういう遊びができるとか、そういうのは具体的にありますか。
まずはプレーワーカーっていわれる遊びのコーディネーターの方を配置していますので、いろんな遊びの工夫についてのサポートとかが得られます。大蔵海岸なんかだと普段から、日にちは限られてますけど、磯に入ったりとかそういうこともしてますので、それプラスアルファ「つり」体験ができたりとかですね。子どもたちが子どもだけで釣りをするっていう経験もないですし、「生き物かんさつ」も生き物に詳しい人にいろいろ教えてもらえたりとか、子どもたちだけで行くよりは、いろんなサポートする人たちが来てくれているということです。
禁止事項で、普段がある禁止事項がなくなるというのは。
大蔵海岸はあまりないと思うんですけど、石ケ谷公園は普段は火は使えないとかですね。公園で火をおこしたりとか、たき火したりするのは禁止だと思うんですけど、その辺は今回緩めてもらうとか。
4カ所全部でたき火をするんですか。
たき火は今のところ1カ所、石ケ谷公園だけです。上ケ池公園は「やきいも」だけで、明石公園は現在調整中です。
今回こういうプレーパークって、明石でやる場合は本当に非日常の体験というか、特別な体験なんですけど、全国いろんな所のプレーパークだったら日常の体験で、毎日プレーパークという場所を設定してやっているんです。世田谷区なんかが代表的ですけど、そういうところもありますので、明石市の場合はまだモデル的に取り組む非日常体験というか、これが日常の体験にできるにはどうしたらいいかっていうことをこれから模索していきたいと思ってます。
1DAYってあるので、多分イベント的な感じだ思うんですけれども、今後は常設とかそういうにしていきたいとお考えですか。
そうできたらいいですね。やっぱり非日常だとわざわざこの日に来ないと体験できないし、こういう子どもたちが遊んで生きる力を育むような、身近な公園で自由に遊べるというのは、日常の体験にしていけたらいいなと思っているところなので、そこは今回モデルで4カ所やってみて、検討していきたいなと思います。ただ、そのためには本当に様々な地域の方ですとか、適切な開催場所とか、質の高い遊びのコーディネーターが必要となります。プレーパークを常設しているところも、プレーワーカーさんという方が常時おられて、それがサポートされてますので、そういう仕組みが明石市でどう作っていけるかというのは、これから模索をしていきたいと思っています。
明石市では今回、中小企業の創業支援ということで、新規事業で「明石市チャレンジ・スタートアップ事業者支援補助金」を実施させていただきました。補助の対象は新商品や新サービスの開発、販路の開拓や拡大ということで、その対象経費の3分の2以内で上限額50万円で募集させていただいたところ、7月から8月の募集期間で33の事業者から応募がありまして、書類審査とプレゼンテーション審査を実施した結果、この度6件を補助対象として採択いたしました。補助対象者とその取組内容は資料に記載しております。新規事業ですので、どのぐらい応募があるかなと思ってたのですが、33の事業者から応募していただいたということで、一定の関心を示していただいたので、今年度の内容を検証しながら、ぜひ来年度も続けていけるような事業にしていけたらなと思っています。
補助の金額については、まだ現時点では決まっていないということですか。
補助の金額は、対象経費の3分の2以内で最大50万円ということなので、事業が完了してからの決定になります。
今回、予算額300万円となっておりまして、現状としましては272万円の申請をいただいています。事業を完了して、実績報告を出していただいてから審査を行った上で補助金を決定、交付することとなります。
6件という数について、それが多いか少ないか、いろいろ意見があると思いますけど、実際この33件の応募があったというのは、件数としては想定を上回っているのか、想定どおりなのか、そのあたりはどういう認識ですか。
私としては想定を上回っていて、たくさんの関心をいただけたなと思っています。小さな個人の事業者さんから大きな会社まで、幅広く提案をしていただけたと思っていますので、手応えを感じているところです。
来年度以降も検証しながらということですが、これは拡大するかどうかについても検証するということですか。
そうですね。今年ももう少し拡大してもいいかなっていう話もしていたんですけど、まずやってみないとどのぐらい応募していただけるかわからなかったので。でも、こうして需要があるということがわかりましたので、しっかりと検証して考えていきたいと思います。
斎藤知事が自動失職したことで県知事選挙が行われますが、この知事の判断についてと、次の新しい知事に求めることがあれば教えてください。
それは県議会全会一致で不信任ということで、それを受けられて決断されたことなので、それは私が何かを言うことではないかなと思っています。次の知事としては、明石市長としては、やはり県と一緒に、旧市立図書館跡地や明石港東外港など様々なことをさせていただくことになりますので、しっかり連携しながら取り組んでいただける方に知事になっていただきたいと思っているところです。
パーソナルな面で、こういう知事がいいなみたいなのはありますか。
パーソナルな面ですか。それはやっぱり私自身が市長として、本当に職員との信頼関係というのはすごく大事だと思っていますので、職員としっかり信頼関係をつくりながら、一緒に市政、県政を進めていける、そういったリーダーシップがとれる方がいいのではないかなと思います。それは私自身が心がけていることでもあります。
具体的にお名前を挙げて恐縮なんですけれども、元尼崎市長の稲村さんが立候補の意向を固めたというニュースが流れていると思いますが、丸谷市長は稲村さんとはご関係が近かったりしますか。どちらも環境に関心が高いというのもあるので。
今までそんなにお話をさせてもらったりとかはないですね。
特にご関心があったりとか応援したりとかはありますか。
私もニュースで見ただけなので、ちょっと状況もわかりませんし、まだ正式に表明もされていないので、今の段階ではコメントはできないかなと思います。
市長会の方で何らかの対応をするようなことはありますか。
今の段階では全く聞いておりませんし。まだ誰が出られるかも全容もわかっていませんので、市長会からそういう声が全然出てないので。私も状況を見ている段階です。
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