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更新日:2024年6月20日
資料 (仮称)二見図書館の整備について(PDF:587KB)
資料 「ひと涼みスポット(クールスポット)」を拡充します!(PDF:193KB)
資料 「ごくごくスポット(マイボトル専用の無料給水スポット)」を設置します!(PDF:243KB)
本日は6月議会の議員協議会で市議会に提出した議案の説明をさせていただきます。私の方から提出議案のうち、図書館に新たな分館を設置する条例議案についての詳細をお話しさせていただきたいと思います。その後、新たに取り組む施策について2つ発表させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(仮称)二見図書館の整備についてお話しをさせていただきます。その資料も市長会見資料ということで用意をさせていただいております。
現在本市には2つ図書館がございます。明石駅前のあかし市民図書館、それから魚住に西部図書館、この2つがあります。西部図書館は西部市民会館との併設で図書館の分館という形でございますけれども、これに加えて3つ目、分館ということで、二見町の西二見駅の南に(仮称)二見図書館を設置したいと思っています。
明石市は本のまちづくりを推進していますけれども、図書館は今まで2つしかありませんでしたので、市内を大きく5つ、明石、西明石、大久保、魚住、二見の5地区に分けまして、そのうちまだ図書館が未整備であります西明石、大久保、二見の3地区での図書館整備というのを進めているところです。
二見地区に関しては、市域の西側に位置していますので、地理的に既存の2か所ある図書館も利用していただきにくい状況にありまして、地域からも声が上がっておりましたので、西二見の駅から徒歩5分、イトーヨーカドーの中に設置させていただくこととなりました。ここはTacoバスのステーションも隣接しておりますし、明姫幹線からも近いので、利便性の高い場所に図書館を開設させていただくということです。
丸谷市政は対話と共創をまちづくりの基本方針とさせていただいていまして、この対話と共創のまちづくりを進める中、図書館の設置におきましても産官学共創の取り組みということで、今回の図書館開設に当たっては、イトーヨーカドーさんと連携協力をさせていただいて、イトーヨーカドー明石店の3階のスペース、約600平方メートルをお借りして開設できるということになりました。
大型商業施設で、約1500台の無料駐車場も利用可能ですし、さまざまな世代の方が日々の生活の中で利用される施設ですので、図書館に気軽に立ち寄っていただいて、まず本と出会うことができる。また暮らしの中で身近に本が親しめるような、例えば今日のおかず何にしようかなというようなときに、図書館で料理の本を見ていただいてからお買い物に行くような、そういう暮らしと密着した図書館にできるんじゃないかなということで、イトーヨーカドーさんも全面的に協力していただいて、一緒にできることになりましたので、身近に本が親しめる豊かな環境が二見に実現できるということで、市長としても大変嬉しく思っているところです。今、設置に向けても、対話と共創を掲げておりますので、市民参画手続きとして、単なるパブリックコメントだけではなくて、実際に市民の皆さんと対話をしながら、どんな図書館があったらいいかということをお聞きしたいということで、ワークショップを実施しています。
5月11日に西部文化会館で実施をさせていただいて、36名の方が参加してくださったんですけれども、近くの高校、明石西高校とか播磨南高校の生徒さんが来てくれて、若い世代の声も多く聞きました。二見地域の方もたくさん来てくださって、一緒にいろんな話ができました。その中で、資料の中でもう少し詳しく書かせていただいていますけれども、年代、年齢に合わせたエリアがほしいなとか、様々な形のいすや机があったら楽しいなとか、新刊のコーナーとか、各種の特集コーナーがほしいとか、それから多様な交流や新しい出会いが、ただ本だけじゃなくて、いろんな人とつながれるような場が欲しいなとか、あと子どもとかユース世代の居場所、高校生が勉強できる場所とか、参考書は高いから参考書なんかも気軽に見たり借りたりできるものが欲しいなとか、そういうリアルな声を聞かせていただくことができました。こういったいただいた意見を踏まえて、コンセプトとしては誰もが気軽に立ち寄りたくなる図書館ということで、整備計画案を取りまとめていますけれども、さらにご意見をいただいて、しっかり計画をたてていきたいと思っています。
これからの図書館というのは、リビング&ライブラリー、居場所も兼ねたり出会いの場も兼ねたりするような、子どもから大人、高齢者まで一緒に本を読んで、楽しくくつろいだり、つながれたりできる、そういう空間の創出ができればと考えています。日常の暮らしの中に役立つ展示なんかも、身近な知りたいや、知りたくなることをテーマにしながら、可動式の書架なんかも上手く取り入れて、いろんな場ができるような、そういう計画をしていきたいと思っています。
ワークショップの時の様子ですが、若い学生さんとかも一緒に考えてもらって、たくさんの意見が出ましたので、それもしっかり反映をさせてもらいたいと思っています。また、こうやって関わってくださった方々が一緒に図書館をつくっていくというか、空間をつくっていくというか、まさに共創をしながら育てていく、進化していくような、そういう図書館にしていけたらと思っているところですので、今回、条例案を出させていただいています。
今後整備を進めていく中で、11月とか来年の1月には、二見図書館の具体的な運営についてのワークショップも開催して、もっともっと市民や地域の皆さんのお声を丁寧に聞きながら、対話と共創で開設の準備を進めていきたいと思っています。
開館は2025年4月を予定しているところです。私からは以上です。
細かいことかもしれないんですが、資料の市民参画手続の結果で、パブリックコメントの提出者のところで47件、件数的に47件かと思うんですが、その隣に10名と書いてあって、これは10名の方から47件の意見があったということですか。
お見込みのとおり、10名の方から、1人当たり複数の意見をいただいたということもありまして、合計で47件の意見をいただいております。
この10名の方々の年齢層とかの内訳みたいなことはいかがでしたか。
年齢層に関しましては、特に高校生とか若い方はいらっしゃらなかったんですけれど、30代から70代ぐらいまで幅広く意見をいただけたような感じだったと思っています。
このパブリックコメントに関しても、ワークショップのときに「今パブリックコメントしています」って公募をさせていただいたんです。市のパブリックコメントって、場合によっては本当に全然出なかったり、少ない数だったりするんですけど、参加された方に声をかけさせてもらって、今日来られてない方にもお伝えしてほしいし、今日言い切れなかった意見があったら、ぜひパブリックコメントを寄せてくださいということで、ワークショップをきっかけに、そういうアクションにもつなげていきたいなと思って、声かけさせていただいたので、普段のパブリックコメントよりは数は多いのかなと思っていますけれど、もっともっといろんな努力はしていかないといけないなと思っています。
主な意見で出たところを見ていますと、明石駅前のあかし市民図書館ではもう既に当たり前になっていることなのかな、という気がするんですけど、この主な意見に出されているのは、実現可能なものを抽出して書かれているのですか。
資料に記載しているのは全てではないですけど、タウンミーティングもそうなんですが、全ての意見を全部書き出して公表させていただきます。ただ全部が実現できるわけじゃないので、今日は多分、記者会見用に担当がピックアップしているのですけれども、実現可能なものを挙げているというわけではないですね。
特に実現可能なものだけを挙げたわけではございません。例えば上から5点目に、紙の図書館でなく、デジタル図書館にして欲しいというご意見ありましたけれども、これはペーパーレスにしたらいいのだろうなという意見だと思うんですけれども、これは実現可能かどうかと言われますと不可能になりますが、そういった考え方も踏まえながら計画に反映させていきたいと思っておりますが、別に取り立ててできるものだけを挙げたというわけではございません。
他の2か所、既にある図書館と比較して何か目玉になる、他とは違うポイントっていうのはありますか。
これから市民の皆さんの声も聞きながらなんですが、11月、1月とワークショップやっていくんですけど、それはなぜかというと、ただできたから、はいどうぞ使ってくださいじゃなくて、どうやったらもっともっといい図書館になるかとか、使いやすくなるかということを一緒に作り上げていけば、進化する図書館というか、そういうものでありたいなというので、あんまり最初から図書館という形で明石駅前みたいに作り込むのではなくて、書棚も可動式にしたり、時には講演ができる広場になったり、子どもたちが遊べる場になったり、そういういろんな機能を併せ持つような、地域のある意味居場所になるようなものだなと思っていて、私の中のイメージでは、明石駅前のあかし市民図書館、西部図書館というのは、やっぱりしっかり図書館機能が、本の冊数も多いですし、ありますけれども、これからつくる二見や大久保や西明石というのは、居場所の機能も持たせたい。西明石もそうですよね。地域交流センターの中に図書館ができますので、地域の居場所を併せ持った中で、その地域の方々がこういう本があったらいいなとか、こういう場があったらいいなということを一緒に作り上げながらというイメージですので、そういう意味では、今ある図書館、市がつくって、はいどうぞといったものではなく、一緒に作り上げる図書館というのは一つの特徴かなと思います。
そのとおりでございまして、これまでの図書館というのは、本当に本を読むためとか、本を借りるための施設ということで考えておったんですけれども、これからこの二見などにつきましては、先ほど市長も申し上げましたような居場所という機能とか、交流とかいうことを重要なコンセプトにしていきたいと考えておりまして、本当に静かな空間ではなく、にぎやかというと語弊がありますけれども、多少おしゃべりをしててもあまりみんなが気にならないような、そういった柔らかい雰囲気の場にしていけたらなというふうに考えております。
商業施設の中にあるので静かな図書館にはならないので、そういう意味では本当に子どもたちの声が聞こえていたり、多分使い方としても時間によって使われる方が変わっていくと思うんですね。年代層も変わってくるし。そういったニーズに対応できるような、そういうリビングアンドライブラリーみたいなイメージでできていったらいいのかなと思っているところです。
具体的な図書館の形が見えてくるのっていつ頃になりますか。
スケジュールにつきましては、資料の5ページになりまして、補正予算の議案の承認をいただきましたら、設計・工事に入ってまいります。その後、実際に開館準備を年明けからしていくわけなんですけれども、それまでに工事が終わる予定になっておりまして、12月末から1月中旬までに工事が終わる状態になります。ただ、仮囲いとかもありますので、中を見渡せるような状態にいつなるのかというのは、これからイトーヨーカドーさんと調整しながら進めていきたいと考えております。工程としてはそういった形になります。
設計という面で形が見えてくるのはもうすぐですか。
設計でございますが、補正予算議案が通りましたら7月から設計を開始して、終わるのが早くて10月ぐらいかなというふうに考えております。
10月頃には先ほどおっしゃった可動棚とかが入ったかどうかが確定するということですか。
可動棚というのはまた別発注なので、別で検討していくことになります。最終的に可動棚が入るかどうかをお聞きになりたいということですか。
今の時点で何か特色として、書棚が可動したりとか、図書館の本来の機能とは別に楽しいイベント的な意味で使える図書館になるというふうに明言していいのかどうかということです。
そうですね。今のところで言えることとしては、アクティブゾーンというところを作りたいなというふうに考えておりまして、入り口から右手の、レイアウト図で緑の円になっているところなんですけれども、この図に関しては法的なチェックを受けていない状況なので、場所が変わったりとか、形が変わったりとかするようなことは十分に考えられるんですけれど、アクティブゾーンというのを作って、ここの部分に関しては可動棚にすることによって、イベント時には棚を横によけたり、いすを横によけたりというような形でスペースを確保していくというようなことは考えております。
ありがとうございます。
子どもたちが親子で自由にできるような、そういうスペースも考えています。
そうですね。親子で本に親しんでいただけるようなスペースなどは、場所としてはレイアウト図左下のキッズゾーンというところで、そういうスペースも考えています。そこは靴を脱いであがっていただけるようにとか、そういったことも考えています。
今のお話を伺うと、11月と来年の1月に開催予定の運営についてのワークショップよりも前に、ある程度方針は決まっているのかな、というか設計を終えている段階ということですよね。11月や1月のワークショップでは、具体的にどういったことを協議されるのですか。
このレイアウトに関しましては、今回の市民参画の手続の方でご意見をいただいた内容を反映していくというところですが、例えばこのアクティブゾーンでどんなイベントを皆さんで企画していただくかとか、どう使いたいかみたいなところのアイデアをいただけたらなというふうに思っております。
物はできた上で、それをどう使っていくかというところですか。
こういうところは本当にいろいろな使い方ができると思うので、図書館という枠にはまらずに市民の方々に提案してもらえたらなと思っているところです。
これにあたっては、担当もいろいろな先進事例を視察したり、いろいろ学んでいいものにしたいということで、すごい熱意を持って取り組んでくれていますし、一つ一つに市民参画というか、市民の皆さんとの対話の場を設けるということも、本当に短い時間の中ですごく大変なんですけど、やっていってくれているということは、市長としても本当に嬉しいですし、いいものを市民の皆さんと作りたいなと強い気持ちで思っています。
細かいところですけれども、床は借りるんですか、それとも買い上げるのでしょうか。
お借りします。
この費用というのは、6月補正の要求額が整備費用の全てということでよろしいんでしょうか。当初予算に計上されたものとかはないですか。
6月補正の要求額が全額となります。整備のイニシャルコストと、あとランニングコストということで、1月から3月まで運営業者に実際に準備に入っていただきますので、その運営分を見込んでいます。今年度の当初予算には計上しておりません。
イニシャルコストというのが、いわゆる施設整備費用という理解でよろしいですか。
備品の費用であったり、設計、工事、システム関連の費用という形になります。
今、明石市では市内5館の整備を考えていらっしゃるということですか。
5館になるかどうかわかりませんけれども、今実際にあるのは明石駅前と西部で、来年度に整備しようとしている二見と、それから西明石については図書館のある地域交流センターの計画もしていて、この4つまでは進んでいます。大久保については、地域の皆さんに、公共施設や公共用地をどう使うかということを、昨年タウンミーティングでいろいろご意見いただきましたので、今、基本構想をつくっているところです。ただ、大久保に関しても、市民の皆さんから図書館をという声が一番大きいので、そこは大久保の方でもそういう整備をしていくということです。
大久保は今検討中ということですね。
そうですね。それを入れれば5つということにはなります。
西明石はもう着手しているということでよろしかったですか。
そうですね。
西部が既存ですでにあると。
はい、そうです。
パブコメとかタウンミーティングなんですけど、パブコメが10件とかワークショップが36人とかで、正直決して多いとは言えない気がするんですけれども、その辺りについてはどう受けとめていらっしゃいますか。
そうですね、二見という特定のエリアですので、この36人の方もほとんど二見地域の方が来てくださっています。また二見のタウンミーティングも6月に控えておりますので、そういったところでもあらゆる場面でご意見はお伺いしていこうと思っておりますし、地域のまちづくり協議会とか、いろいろな場面でご意見を聞いていくということで、今回のワークショップでは36名ですけれども、市が今までこういう地域限定でやってきたワークショップにしては、今までに比べたら多いと私は思っています。ですが、もっともっとたくさんの方が来ていただけるような努力をしていかないといけないなと思っています。
36人や10人が多いとか少ないとかいうのは疑問としてある中でですね、ちょっと素朴な疑問として思ったのが、こういうタウンミーティングやパブコメの36人とか10人の方の意見を丁寧に、個々に反映して資料とかにも取り上げていらっしゃるんですけれども、一方で議会の意見がここに一言もないようなので、これはちょっとバランス的にどうなのかなと感じます。
議会にはもちろん聞いていますし、今回も議案として挙げますので、そこでいろんなご意見をいただけたらと思っています。実際にこのワークショップにも傍聴という形で地域の議員の方も来られていましたので、これから議会のご意見もしっかり聞いていきます。
昨年度につきましても、12月の総務常任委員会で、イトーヨーカドーに図書館を整備するという報告をいたしました。それから3月の総務常任委員会でも整備計画、今日お示ししているものが整備計画案になるんですけれども、その前段となる素案について説明させていただいて、ご意見もいただいております。そういう意味では、議会の方にもしっかりと説明をした上で、この案を作り上げております。
それはもちろん議論をするのは二元代表制として当然だと思うんですけれども、要は今回この整備案にこれだけの意見を反映しました、という資料を作って発表していただいている中で、36人とか10人の意見はのっているが、という点なんです。
ここに議員の意見を書いておけばよかったですね。これも別に市民の方からこんな意見がありましたって書いているだけで、これを実現しましたというわけではありませんので、議会からのご意見もここに書き加えておけばよかったってことですよね。申しわけないです。もちろん議会からもご意見いただいて、一緒にやっていこうということで進めさせていただいているところでございます。そういう気持ちは変わりませんので。
「ひと涼みスポット」のかわいいポスターを作ってくれていますけれども、この「ひと涼みスポット」というのは、まさに対話と共創が形になったものだと思っています。そもそもこの「ひと涼みスポット」、一般的にはクールスポットですよね。クールスポットがほしいなという声が上がったのは、昨年7月に高齢者をテーマに開催させていただきましたタウンミーティングの場で、高齢者の方から、家で一人でいても冷房代もかさむし、どこか涼めるところがあって、そこでいろいろな方とお話しできたらいいよねっていう声がありましたので、昨年度に関しては、まず実現できるところからしようということで、市内のふれあいの里4館、それから総合福祉センターとふれあいプラザあかし西の合計6か所に、急遽8月に設置をさせていただきました。その後、今年はもう少し拡充をして、市内の公共施設でクールスポットができるところがないかということで、局部長会でも私の方からお願いをして、それぞれの局の中でそういう場所があったら提案してほしいというふうに申し上げたところ、28か所手を上げてくれました。まさに庁内横断的にボトムアップで提案が出てきたものです。それに加えて、民間施設でも9か所、今回あわせて37か所にクールスポットを、名前を「ひと涼みスポット」ということで設置されます。この「ひと涼みスポット」というのも、担当課の職員からこういう名前にしたらどうですかということで提案があって、とってもいいネーミングなので、ぜひそうしようということで決めましたし、このポスターとか皆さんにお配りしているうちわも職員が作ってくれたということで、ボトムアップ型で、職員がみんなそれぞれの役職の中でいろいろなアイデアを出してくれて実現したのがこの「ひと涼みスポット」です。私が目指していた対話と共創を手法として、一つ一つ市民に寄り添った施策を実現していこうということの一つかなと思っています。
民間の事業者さんにも拡大していまして、お手元にクールスポット一覧資料を配付していますけれども、広報あかしの6月15日号でマップを掲載したいと考えていますし、どんどん増やしていきたいと思っていますので、市のホームページでも最新のマップを見ていただけるようにしていこうと思っています。
こういったことで、できるところから市内みんなで共創していくという、そういう広がりになっていけばいいなと思っていますので、このポスターを掲示するなどして、市民の皆さんが気軽にご利用いただけるように広報していきますけれども、今日お越しの皆さん方もぜひ取り上げていただいて、共創の一員としてご協力いただけたらなと思っています。よろしくお願いいたします。開設期間は、6月1日から10月31日までを考えています。
それと、皆さん方にお配りしたうちわは、6月15日に健康フェスタがありますので、そこで市民の皆さんにお配りをさせていただいて、それから、その後は各クールスポットに置かせていただこうと思っていますので、今日お持ち帰りいただいて宣伝していただけたらと思います。よろしくお願いします。
もう一つが、これもポスターがありまして、「ごくごくスポット」です。これは給水スポットってよく一般的に言われているんですけれども、名前を「ごくごくスポット」ということで、マイボトルに無料で給水ができるという、そういうコーナーを市役所の中に1か所、まずは1か所目なんですけれども、置かせていただきました。
明石市でも、地球温暖化、気候変動などの対応とか、また持続可能な脱炭素社会の実現に向けて、マイボトルの普及やペットボトルの削減に取り組んでいくということで、まず1か所から始めさせていただいています。SDGs未来安心都市・明石の実現に向けて、外出時にはマイボトルを持参する、私自身も毎日市役所にマイボトルを持って通っています。環境に配慮したライフスタイルへの転換を促して、併せて熱中症の予防としても活用していただきたいということで、新たに誰でも自由に利用していただける、無料で給水できるマイボトル専用の、常温じゃなくて冷たい水が出てくる給水器を設置させていただきます。設置場所は市役所本庁舎2階の市民ロビーの北側で、明日6月6日から市役所が開庁している時間に利用いただけるということですので、ぜひ皆さんもご利用ください。よろしくお願いいたします。以上です。
季節やその年にもよると思うんですが、熱中症関連の搬送件数とかは、明石市では把握している数字はありますか。
昨年度は、5月から10月の熱中症の救急搬送件数が151件となっております。半数以上、56%が高齢者ということで、消防局から聞いております。
高齢者というのは、65歳以上ですか。
そうです。
搬送の割合というのが住宅というのがすごく多いんですよね。お家の中で熱中症になって搬送されるという高齢者の割合がすごく多いというふうに聞いています。
はい。住宅での搬送も多くなっておりますので、クーラー等の利用を呼びかけているような状況です。
昨年度に熱中症で亡くなられた方はいらっしゃいますか。
昨年度亡くなられた方はいらっしゃいません。
お年寄りの方で、電気代も上がってますから、ついつい節約して我慢しちゃうっていうこともある。それだったら家にいるんじゃなく、この28か所あるクールスポットへとにかく涼みに来てということですね。
そうです。ぜひ涼みに来ていただいて、そしてそこでいろんな方とおしゃべりしていただくことによって、居場所にもなるのかなと思っています。
1か所あたりの利用可能人数ということで、2人から130人となっているんですけど、130人ってどういう施設なんですか。
130人対応可能と回答をいただいたのは、ウィズあかしで、アスピア明石の7階、8階になります。イオン明石さんとかビブレさんとかは大きな場所になりますが、イオンさんの方は特に何人ということではなく、使えるところはたくさんあると聞いています。
イオン明石さんとかだと、買い物もせずに来ていただいて結構です、みたいな話が市との間にできているということですか。
クールスポットとして自由に涼んでいただいて、と話をさせてもらっております。
クールスポットに来られる方は、そこでどういう過ごし方をされると想定されますか。座っているだけなのか、何かちょっと想像がつかないなと思って。
まずは涼んでいただくということと、このふれあいの里なんかだったら、高齢者の方も何人か来られると思いますが、そこでおしゃべりをしていただくとか、そういうものだと思いますし、タウンミーティングを毎月やっていて、どのテーマでも居場所がほしいとか、いろんな人とつながったり、お話しできる場所がほしいとか、そういうことが出てきますので、例えばこのクールスポットでも、ちょっと小さいコミュニティーができたりとか、おしゃべりできたり会話ができるといいなと思っていますけれども、まずは涼んでいただく。お家で暑いのを我慢するんじゃなくて、そういったところで涼んでいただくということをまず第一に考えています。
これだけ施設があるといろんなパターンがあると思うんで、例えばで結構なんですけど、クールスポットというのはどういう場所を設定しているんですか。ロビーであったりとか会議室とかを特別にしつらえたりするケースもあるのでしょうか。
設置条件としましては、冷房施設があることと、いすがあることとしておりますので、ロビーにあるいすをクールスポットにするところもあれば、会議室をクールスポットとしますという施設もございますので、施設によってさまざまな形にはなっております。
商業施設のロビー等は、既存のいすを活用してくださいということですか。
そうですね。既にある場所、設備をクールスポットとして使っていただくということで、既存のものを使うところがほとんどになっておりますので、新たに何か設置をお願いしますということは特にはしておりません。
新たにいすを増やしたりとかではなくて、基本的には既存の場所を涼むために活用してもらうみたいな感じということですね。
そうなります。
公共施設とかだと、節電とかで冷房をつけてなかったりしているところもあるのかなと思っていたんですけど、今回クールスポットのために昨年までは使っていなかった冷房を使うとか、そういうのってあったりするんですか。
室温28度というのを目安でクールスポットとしていて、来てみたけど暑かったでは意味がないので、28度で設定をお願いしますということでお伝えはせていただいているんですけれども、新たにクーラーを使っているかどうかまでは把握しておりません。
28度という環境を提供できる場所ということでお願いされているということですね。
今回、まずそういう対応ができるというところに手を挙げていただいたということですので、無理にそういう場所を作り出してくださいというお願いをしたわけじゃなくて、公共施設でもそういう場所があるのであれば、各課から出してくださいということで、庁内横断的に一緒に取り組みましょうと、これは健康推進課だけの問題じゃなくて、市民目線のまちづくりをしていくために、市民にとってそういう場所がそれぞれの局の中にあるのであれば挙げてくださいということで、条件に合うところを挙げてもらっています。事業者さんも同じようにそういう場所を提供していただけるところがあればということで、普段からやっておられるところが手を挙げてくれたというふうに思っています。
「ごくごくスポット」なんですけど、これはマイボトル専用ということですけど、例えばマイボトル持ってきていないけれども飲みたいよという方はどうなんですか。
設置の目的にはマイボトルの普及を目指すということもあるので、マイボトルでお願いしますということになるんですけれども、設置場所の横に従来からの冷水機がございますので、直接飲みたいという方はこちらを使ってくださいという位置づけにはさせてもらっております。
設置場所なんですけど、市役所って市役所に用事がないと来ませんよね。例えば同じように公共的な場所でいったら、パピオスの5階とか6階とか、あそこだったら駅も近いですしいいとおもうのですが。
そうですね。いろいろ考えたんですが、水がここにつながっているかとか、いろんな条件がありましたので、今回まず市役所に置かせていただいて、どういうご利用をしていただけるかということを見ながら、市民の皆さんがより使われる場所に設置を広げていけたらなと思っておりますし、熱中症予防だけじゃなくて、やっぱり環境施策にもつながるものですので、ただ漫然と市がマイボトルを作って配布するんじゃなくて、マイボトルが市民の皆さん持ってて当たり前みたいになっていって、お出かけのときでも安心して、そこに給水スポットがあるからマイボトルを持って行こう、というふうになってもらえたらなと思っていますので、まずは1か所目ということで、これから広げていけたらなと思っています。
「ごくごくスポット」の水なんですけど、これは何の水が使われているんですか。
水道水から来ていて、フィルターを通過しています。給水器設置イメージの上部のところが本体なんですけれども、内部にタンクがありまして、水道から来た水をフィルターを通した上でタンクに溜めています。タンクには溜めて冷やすものと、常温のまま溜めているものの2つがあって、給水口が2か所あるんですが、冷水と常温の両方が出るようになっています。
PFASのことなんですけど、明石川で4600という濃度の水が出ていたのは、市長は把握されていたんですか。
具体的に数値は聞いていませんでした。
数字は聞いていなくても、高い濃度が出ているのはご存じでしたか。
高い濃度が出ているとか具体的な報告は受けていないが、飲み水としてはきちんと処理をして安全な水であると聞いていた。
水道局から、飲み水として安全なので公表しなくてもいいという判断だったと聞いているが、取水場の下のあたりは子どもたちが川の生き物を探したりする場所である。直接健康に影響がないとしても、少し気持ち悪いなという気がしないでもない。なぜ公表していなかったのか。
それは、私も把握できていなかったので、しっかり公表していくようにということと、どういった状況かをしっかり把握していきたい。市民の皆さんが不安にならないように、状況をしっかりと確認しながら、必要な情報はちゃんと出していかないといけないと思っていますので、そこは担当と確認させていただきたい。
民間のデータが出ていて、市としてのデータも出てきて、今後市長は公表していくというお考えとおっしゃられたが、原因がなんであるか、今も出ているなら、土壌も含めて、出ないようにするとか徹底的な究明をやっていくのは難しいのでしょうか。
原因は、私もいろいろ確認しましたし、神戸市ともやり取りしているが原因不明。国の基準も明確になっていない、どういう影響があるのかも明確でない。1月に国に行き環境省で基準を出してほしい、指導をしてほしいとお願いしている。その中で自治体として最大限できることはしていきたい。やっていると思っている。
原因は本当に分からない。いろんなものに含まれている物質なので、その日その時の数値が高かった原因が何だったのかを明確には言えないので、非常に悩ましい。
もやっとした嫌なイメージは、原因がわかっていないことが大本だと思うが、市だけじゃなく県も国も力を合わせないといけないだろうと感じるが、発がん性もあると言われる物質なので、子どもを抱えている方は心配だと思う。子育ての明石市としてはどこかで原因を突き止めないといけないのではという感覚ではあるのですが。
そこは神戸市さんのエリアでもあるし、明石市だけでできることではありませんので、神戸市とも担当レベルで話をしながら進めているので、しっかりと報告を聞きながら、市民の安全・安心を守るのが市長の一番大事な仕事だと思っているので、そこはしっかりとやっていきたい。
そういった経緯も市民が不安にならないように、市長としては情報は公開していく考えですか
市民が不安にならない情報の出し方をすべき。必要以上に不安をあおるようではいけないので精査しながら進めていきたい。
国の基準が検討中であったり、水道水の濃度は抑えられているのはそれはそれとして、昨年の段階で市民の血中から、決して低くない値が検出されたりとか市民の関心が高まった中で、市長に報告があがっていないことはどう考えているか。報告があがっていないことが甚だ疑問。取り扱いの問題はあるだろうが、まずは情報共有。市のトップに報告するのが当然と感じるが。
風通しの良い組織を作っていくため、報告してもらえる体制づくりをしていきたい。
どうして報告しなかったのか、理由は聞いていないのですか。
理由までは聞いていません。いいことも悪いことも報告してもらえるように努めていきたい。
市長はいつ報告を受けたのか。
記事になる少し前です。
取材を受けて。
そうです。
取材がきたから報告があったのだと思うが、そこはどうかなと思う。
もともと検査をして数値が出たのは市長就任前だと思うが、その時に公表しないことになったことについてはどう思うか。
就任前のことで、引継ぎも受けていないことだった。就任前のことも目配せしていく必要があるなと、そういう姿勢で取り組んでいこうと思っている。
なぜ引継ぎを受けていないのだと思いますか。
市の施策は膨大なので、その中で重要なもの、そうでないもの、様々ある。市長になってから各部署から重要課題については報告を受けてきたが、水道水については、飲み水として数値を下げてクリアできていたということだと思うし、その時点では、PFAS・PFOSも大きな問題にはなっていなかったので、そこで終わっていたのではないかと思う。PFAS・PFOSの問題は、基準ができたのも令和2年ですので、その中で飲み水としてきちんと基準をクリアしているので、そう報告を受けていた。
また、今回の検体にしても数が非常に少ない。10人を切っているので、そこに科学的な根拠を見出せるのかもしっかりと見ていかないといけない。
国が急いで調査・研究を進めているのでそこも見ていきたい。
市民との対話を重視されて、住民の声を聞くのも当然ですが、こちらにもそういった情報を積極的に上げていただければと思います。環境にも一家言お持ちなのでしっかりとやっていただきたい。
市民に正しい情報をいかに伝えていくかが重要。しっかり精査して情報を出していくことが必要。環境省からも必要があれば説明に行くと言われているので、連携をとりながら進めていきたいと思っている。
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