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更新日:2023年5月22日
本市の農業は、温暖な気候と大都市に近い地理的条件を背景に、水稲、露地野菜、軟弱野菜、花き等の生産を中心に発展してきました。とりわけ、昭和時代中後期以降は、都市近郊型農業として、キャベツやブロッコリーと稲作を組み合わせた栽培体系を中心に、市東部では軟弱野菜などが盛んに生産されてきました。魚住町清水付近で冬から春にかけて栽培されるイチゴは「清水いちご」と呼ばれ、大粒でとても甘く、遠くから買いに来る人もいるほど有名です。近年は魚住町金ケ崎地区などで、甘くて美味しいスイートコーンの栽培も盛んに行われています。
【清水いちご(魚住町)】 【キャベツ畑(魚住町)】 【軟弱野菜(小松菜)】
市域総面積:4,942ha (市街化区域:3,889ha、市街化調整区域:1,053ha)
農業振興地域 852ha(うち農地は390ha)
明石市においては、全国他市町村と同様に、兼業農家がほとんどで、専業で農業を営んでいる世帯は一部に限られています。また、土地の住宅化に伴う農地面積の減少に加え、他産業への就職機会も多く、農業者人口も年々減少傾向にあります。
農業戸数 874戸
販売戸数 425戸
※2020年度農業センサスより
集落や農会などが営農組織をつくり、農業用機械を共同利用したり、作付農地を集約化するとともに中心的な担い手に農作業を委託するなどし、農業経営の効率化と耕作放棄地の減少につなげています。現在、明石市内には、東江井、西江井、清水新田、金ケ崎、柳井、長坂寺地区の6つの集落営農組織があります。
明石市管内には、2つの農業協同組合があります。東部地区・大久保地区をあかし農業協同組合、魚住町地区・二見町地区を兵庫南農業協同組合が所管しています。
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