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更新日:2023年5月22日
本市では、水稲が基幹作物となっており、水田面積の5割強では、主食用米が作付けされ、コシヒカリ、キヌヒカリ、ヒノヒカリ及びあきたこまちが主食用米の主な品種となっています。市民に安全で質の高い米を安定的に供給するため農薬の使用を最小限に抑え、有機物の施用を推進しています。
本市は、都市近郊地を生かした野菜産地であり、特に栽培が盛んな作物は、キャベツ・ブロッコリー・軟弱野菜(ほうれんそう等)に加え、スイートコーン、いちご、トマトなど、少量多品種の栽培が特徴です。昭和41年から農協や県普及センター、出荷組合、市などで構成された園芸連合会が、野菜園芸の振興と生産物の出荷販売の安定を図るため、キャベツ、ブロッコリー、スイートコーン、レタスの種子代の一部助成、栽培試験などの事業を実施しています。
水稲栽培においては、減化学肥料、減農薬栽培を推進するため、たい肥の使用を奨励するとともに、地力増進作物としてヘアリーベッチ、レンゲ等の栽培への支援を行っています。キャベツ、ブロッコリーの栽培では、フェロモントラップ、たい肥の購入助成を行うなど、環境保全型農業の推進に努めています。
市民が明石産の新鮮で美味しい農水産物を消費することにより、農業に親しみと愛情をもってもらうことを目的に、農協が主体となって、市内の小学生などを対象に、スイートコーン、キャベツ等の農産物の植え付け体験や収穫体験を行っています。
農業の効率化と農業者の負担軽減や生産性の向上を図るため、農地の区画整理を主体として分散した農地の集団化、用水路や農道の整備、土層改良等を一体的に実施しています。
【清水新田ほ場整備地】
明石市内には100を超える農業用のため池があります。ため池は、農地に用水を安定的に供給する重要な役割を果たすとともに、豊かな生態系や水辺景観の保全など、さまざまな役割を果たしています。さらに、雨水がため池にいったんたまることで、浸水被害を軽減し、その水は防火用水としても利用できるなど、防災面からも市民生活に重要な役割を担っていることから、明石市では、地域や兵庫県などの関係機関と連携し、ため池や水路などの補修、整備をすすめています。
【希少植物オニバス】
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