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更新日:2022年3月25日

事故調査委員会(第2回)終了後の委員長記者会見 概要

事故調査委員会(第2回)終了後の委員長記者会見 概要

日程等

[日時]

平成13年8月14日(火曜日)午後5時30分~午後6時

[場所]

明石市役所303応接室

[出席者]

委員長 原田 直郎、委員 小越 芳保

記者会見 概要

  • 本日は、参考人として出席要請した明石市の職員から、花火大会に至るまでの準備段階、計画段階の状況について聴き取りした。
    事故当日の状況は、次回以降に焦点をあてて作業をするということになった。
  • 次回は、日程が変更になって、9月2日(日曜日)午前9時30分からとなった。
    遺族の調査委員会での発言は、午後からの予定で、一人30分ずつで聞く予定である。時間が足りなければ、別途の日を設定していくことになる。
  • 遺族への対応は、本来事故の主催者である明石市役所に説明責任がある。したがって、そこでいろいろとお話をするのが、まず第一の筋ではないかと思う。
    私たちの委員会は、どうして事故が起きたのか、二度と起こさないようにするためにはどのような方策があるのか、提言をするのが任務である。
    事故の責任究明ということまで、我々が問われるのは、本来の趣旨に反している気がする。
  • しかしながら、現場に同行されて、被害にあっておられる方が大部分であり、事故の模様を合わせてうかがえるということは、調査委員会の資料の一つとして、十分に価値があると考え、来ていただこうと決定した。

Q 遺族から審議の公開とか、傍聴、委員に加えることについての要望があったと聞いているが、どうするのか?

A まず、委員に加えないかという話は、我々は、明石市から委嘱を受けているので、イエス、ノーという立場にない。
公開、傍聴という話であるが、我々の作業は、討論会ではなく、資料を集めて、見て判断していくということで、思考を沈潜させ、めぐらせている作業であるので、公開には馴染まないということである。
調べていく中には、個人の名前も当然出てくるしプライバシーの問題も加味して、オープンにするのは望ましくないということだ。

Q 市の資料で、時系列の組み立ては十分に出来ると考えているのか?

A 順番に日を追って、どういう打ち合わせがなされたのか、準備がなされたのか、いわゆる時系列の資料をもらって討議がなされた。
今日は、関係者ということで、当事者として明石市側からの説明を聞いたが、私どもが考えているのは、当事者ということになると、警備会社も警察も当然関係者になる。今日の段階では、明石市側の担当者の説明を聞いた段階である。

Q 提出資料は、公開するのか?

A 資料の公開は、他にいろいろ差し障りがあるかもしれないので、出来るだけ慎重に考えていきたい。

Q 市の資料の信用性の問題は?

A 今日は一応聞いたということで、その信用性を判断する為には、警備会社、警察の話を聞いてからということだ。

Q 委員会に警備会社、明石警察署の担当者を呼ぶのか?

A どういう形になるのか、コンタクトを取ってみないとわからない。

Q 仮に協力しないとなった場合、そこでストップしてしまわないか?

A その辺の資料がなければ、なかなか最終的な結論は、難しいということになるかもしれない。
ただ、私どもの委員会は、犯人探しではなく、どういうわけで事故が起きたのかという事故原因の解明と、合わせて二度とこういう事故が起こらないようにするには、どういうことをしたらよいのかという提言が目的だから、協力が得られないとしても、提言は少なくとも出来ると考えている。

Q 情報が錯綜している中で、その三者の内容にそれぞれ違いがある場合は、事実認定が出来るのか?

A それを判断するのが、我々の役目である。

Q 警察、警備会社への要請だが、次回に話し合って、4回目に要請をするのか?

A これからの作業であるので、細かくは詰めていないが、いずれにしても聞かなければわからない。警備会社と一口で言うが、やはり元請のニシカンの警備の話をぜひ聞きたい。

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