ホーム > 安全・安心 > 安全・安心(二つの事故を受けて) > 明石市民夏まつり事故 > 事故調査委員会(第14回)終了後の委員長記者会見 概要
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更新日:2022年3月25日
[日時]
平成14年1月15日(火曜日) 13時20分~13時40分
[場所]
明石市役所303応接室
[出席者]
委員長 原田 直郎、委員 小越 芳保
Q 報告書はほぼ完成版になったということだが、微調整はあるものの、まとまったものが出来上がったということか。
A そうだ。先日も申し上げたが、第1部が事故原因の調査と判断、第2部が技術解析、第3部が将来に向かっての提言といった3部構成になっている。それに我々が判断に使った資料が別冊になるが250ページぐらいになると思う。本編が140ページ、資料編が250ページぐらいということになる。文章だけでは尽くしきれない部分もあるので、入手した写真なども織り込んで理解いただけるようにしてある。
Q 出来栄えについてはどのような感想をもっているか。また、同様の事故を防ぐ、あるいは事故が起きた時の対応の指針となるような将来に向かっての一つのマニュアルとして、他の自治体が使えるようになっているのか。
A 一生懸命やったと思っている。後世にも残りうるものにしたいと思って作業をした。
Q 第3部の将来に向かっての提言の中には、具体的にはどのような項目があるのか。
A 救急医療やイベントを開催する時の心構えなど多岐にわたっている。
Q 3部構成それぞれのページ数はどのようになっているのか。
A きっちりと3等分にはなっていないが、それぞれ相当のページ数がある。
Q 報告書をまとめるのに半年かかったが、その期間についての感想と、警察から聴き取りしていないことについての意見を聞きたい。
A この委員会も3か月を目処にと言われていたようだが、それは我々が言ったのではない。我々は何か月かかるか分からないと思ってやった作業だ。結局、いろんな議論を重ねて何度も原稿を書き直ししてやった。幸いに委員の皆さんの足並みも乱れずに良くぞ来たな、という印象だ。
警察については要請なりをしたが、ある意味で被疑者の立場でもあるので、基本的には供述拒否権、黙秘権がある。それを押してしゃべれと言うわけにもいかない。そのため、いろんな状況を集めて判断をしていく、周りから攻める、という姿勢で臨んだ。
Q 警察の責任についても踏み込んだ報告書になっているのか。
A もちろんだ。事故原因の判断の所に書いてある。
Q 遺族への説明会は2月になるということか。
A ご遺族との調整が必要であるが、日程的に考えても2月に入ってからになるだろう。委員も全員揃った方が良いと思うので、市の方を窓口にして調整をしていただく。
Q 遺族への報告書の開示は30日に行うのか、それとも市の方に任すのか。
A 委員会からお渡しするのか、市からお渡しするのかまでは詰めていないが30日にお渡しすべきと考えている。
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