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更新日:2023年5月30日
デング熱は蚊が媒介する感染症の一つです。主に中南米や東南アジア、アフリカ等の地域でみられる感染症ですが、日本でも2014年に東京の代々木公園を中心として流行がみられました。
ヒトからヒトへ直接感染することはなく、ヒト→蚊→ヒトというように蚊を媒介して感染が広がります。
原因となるデングウイルスには4つの型があり、ひとつの型に感染すると、同じ型に再度感染することはありません。しかし、その他の型に感染した場合には1度目よりも重症化することがあります。
5月~10月
3~7日
「頭痛」や「関節痛」、「筋肉痛」を伴う発熱で始まり、その数日後に皮膚に発疹が出現します。ほとんどの場合は1週間ほどで軽快しますが、0.5%程度の患者はデング出血熱と呼ばれる重症型デングへと移行します。
重症型デングとはデング熱の症状に加えて重症の出血症状、血漿漏出症状、臓器障害のいずれかを伴うもので、病態が悪化するとショック状態へ陥ることもあります。
ワクチンは開発中ですが、国内で承認されているワクチンはありません。
予防のためには、蚊に刺されないように注意することが重要です。
特にデング熱の流行している地域へ渡航する際には、長袖・長ズボンを着用すること、虫よけ剤を適切に使用する等工夫をしましょう。また、蚊の増殖を防ぐためにも溜まった雨水や鉢植えのお皿の水を放置しないように注意しましょう。
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