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更新日:2024年6月26日
*手足口病が5月中旬から5週連続で警戒レベルを超えて流行中。
『手足口病』とは、「コクサッキーウイルス」や「エンテロウイルス」などに感染することで、口の中や手足などに水疱性の発疹が出る感染症です。
主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。原因となるウイルスは何種類かあり、同じウイルスの仲間による感染症に、「ヘルパンギーナ」と呼ばれるものがあります。
どちらも感染者のほとんどが5歳未満で、特に2歳以下の子どもに多い病気です。大人が感染すると子どもより重症化する傾向があります。
夏~秋
3日~6日
まず、「口の中の痛み」、「食欲不振」で始まります。2日位すると手の平、足の裏、舌や歯茎、頬の内側に「水疱(水ぶくれ)」ができます。発熱は約3分の1ほどに見られますが、高熱が続くことはほとんどありません。
まれに、髄膜炎や脳症といった合併症を起こす場合もありますので、高熱が続いたり嘔吐を繰り返したりするようであれば注意が必要です。
また口の中にできた水疱による痛みで食事や水分の摂取が困難になることもありますが、熱いものや味の濃いものを避け、やわらかく刺激の少ない食べ物で栄養と水分を摂ることで脱水を防ぎましょう。
ワクチンはなく、基本的な感染対策が重要となります。
流水と石けんで手を洗いましょう。特にトイレの後やおむつ交換の後、食事の前にはしっかりと手洗いを行い、タオルの共用も避けましょう。
感染者の症状は1週間ほどでおさまりますが、その後も2~4週間は便の中にウイルスが排出されます。
そのため、乳幼児のおむつ交換をするときは、マスクの着用・交換後の手洗いを徹底しましょう。
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