ホーム > 健康・福祉 > 健康・医療(保健所含む) > あかし感染症情報コーナー > 【5類/定点】ヘルパンギーナ
ここから本文です。
更新日:2023年5月30日
『ヘルパンギーナ』は「エンテロウイルス属」のウイルスに感染することで口腔粘膜に水疱疹をきたす感染症です。
主に飛沫感染や接触感染で感染します。似た疾患としては「手足口病」が挙げられ、この2つは原因となるウイルスの型と、水疱の出現する場所で見分けることができます。
5歳ぐらいまでの子どもが患者の90%を占めますが、まれに大人がかかることもあります。また、原因ウイルスにはいくつかの種類があるため、感染しても繰り返し感染することがあります。
夏~秋
2~4日
突然の「発熱(39度以上)」に続き、のどの粘膜が赤く腫れ、「咽頭痛」が出現します。また、のどの奥に「水疱」が出現するのが特徴です。水疱はやがて白っぽい潰瘍となります。
手足口病とは異なり、発熱が40度を超えることもあるため、熱性けいれんに注意が必要です。また、口腔内の水疱や潰瘍による痛みで食事や水分を摂ることが難しくなり、脱水状態になることもあるためこまめな水分補給を心掛けましょう。
ワクチンはなく、基本的な感染対策が重要です。
特にトイレの後やおむつ交換の後、食事の前にはしっかりと手洗いを行い、タオルの共用を避けることで感染の広がりを防ぎましょう。症状がなくなってからも2~4週間は便からウイルスが排出されるため、注意が必要です。
お問い合わせ