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更新日:2023年5月30日

【4類】E型肝炎

 ウイルス性肝炎にはA型、B型、C型、D型、E型などの種類があります。それぞれ原因となるウイルスや感染経路が異なり、『E型肝炎』はHEVウイルスの感染が原因となって起こります。
 感染経路は主に「野生動物」や「豚など食肉の生食」、「感染動物の糞便で汚染された手指」からの経口感染とされています。
 日本では2011年頃までは年間100件以下の報告でしたが、2018年以降は400例を超えています。

1 流行期

 通年(発展途上国では雨季の洪水後に感染が流行)

2 潜伏期間

 2~9週間(平均6週間)

3 症状

 他のウイルス性肝炎と同じく「腹痛」、「悪心・嘔吐」、「食欲不振」などの消化器症状を伴う症状が現れます。全身倦怠感が強いことも特徴で、黄疸(体が黄色くなること)が2週間程度続いたあと、発症から1か月ほどで治癒します。
 慢性化することはありませんが妊婦では急性肝不全(急激に肝臓が機能しなくなること)に移行することも多く、注意が必要です。

4 予防のポイント

 中国でE型肝炎ワクチンが開発されましたが、国内では承認されていません。
 予防のために、肉や内臓はよく加熱して食べるようにしましょう。
 また、E型肝炎の発生している地域での飲食や食事の摂取には十分に気を付けましょう。

5 市内の発生状況

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