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更新日:2023年5月30日
『カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)感染症』とは、感染症の治療に使用される抗菌薬であるメロペネムなどのカルバペネム系抗菌薬及び広域β-ラクタム剤に対して耐性を持つ、大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌による感染症の総称です。
薬に対して耐性を持つ細菌とは、薬が「効きにくい」、または「効かない」細菌のことです。抗菌薬を正しく使用しないと、体内の細菌を十分に死滅させることができず、生き残った細菌が薬剤耐性を持つ薬剤耐性菌となってしまいます。
通年
発病することなく腸管に長期間定着していることがあるため潜伏期間は明確に定義できません。
尿路感染症、肺炎などの呼吸器感染症、手術部位・外傷部位での感染症など、感染した箇所によって様々な感染症を起こします。感染防御機能の低下した患者や術後の患者、抗菌薬を長期使用している患者などに感染することが多いですが、健康な人であっても無症状で保菌されていることもあります。
手洗い・マスクなどの標準予防策を実施し感染を広げないことに加えて、抗菌薬を正しく使用し薬剤耐性菌を出現させないことが重要です。
上記を守り、薬剤耐性菌を増やさないようにしましょう。
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