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更新日:2023年5月30日

【5類/定点】感染性胃腸炎

 『感染性胃腸炎』とは、細菌・ウイルスなどの病原体を原因とした、下痢・嘔吐等の消化器症状を起こす感染症の総称です。
 原因となる主な病原体は、「ノロウイルス」や「ロタウイルス」、「アデノウイルス」などのウイルスと、「病原性大腸菌」や「サルモネラ属菌」などの細菌があります。
 冬季にかけての流行の大半はウイルス性のもので、ノロウイルスやロタウイルスが主な原因とされています。いずれもアルコールによる消毒効果が低いため、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が必要です。

1 流行期

 1年を通じて発生しますが、晩秋から冬季に多く発生します。

2 潜伏期間

 1~3日(原因となる病原体によっては数時間で発症するものや、1週間前後のものもあります)

3 症状

 原因となる病原体や感染菌量によっても異なりますが、「発熱」、「吐き気や嘔吐」、「腹痛」、「下痢(水様便・血便)」などの消化器症状が出現します。
 ノロウイルス感染症では下痢や嘔吐は1~2日間、ロタウイルス感染症では平均5~6日ですが、腸管アデノウイルス感染症では9~12日ほど継続することもあります。
 できる限りの水分補給で脱水を防ぎ、安静にすることが重要です。

4 予防のポイント

(1)食品の取り扱い

  • 食品は可能な限り中心部まで十分加熱します。
  • 野菜や果物など生で食べる食品は、流水で十分に洗います。調理器具を介した感染を予防するため、まな板や包丁などは十分洗い、熱湯や塩素系消毒液で消毒します。

(2)手洗い

  • トイレの後、調理の前後や食事の前、おむつ交換後などは、手をよく洗います。手を拭くタオルなどは個人専用の物を使用し、共有しないようにしましょう。

(3)二次感染を防ぐ

  • トイレの後は、特に念入りに手を洗います。
  • 感染者の入浴は一番最後にするか、シャワーのみにしましょう。
  • トイレのドアノブや水洗レバー、蛇口など、手を洗う前に触れたところを、毎日数回ふき取り消毒します。
  • また、汚物がついた衣類やシーツ類は、ウイルスや細菌が飛び散らないように水の中で静かに下洗いしたうえで、消毒液に30分間つけおきした後、通常通りの洗濯をします。

 ※消毒は塩素系漂白剤(成分:次亜塩素酸ナトリウム)を以下の濃度で使用します。
 トイレの便座・便や吐物が付着した床等:0.1%
 ドアノブ・手すり・床等の環境消毒:0.02%

 ・ノロウイルス対策(PDF:409KB)
 ・吐瀉物処理方法(PDF:675KB)

5 市内の発生状況

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明石市大久保町ゆりのき通1丁目4-7 あかし保健所

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