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更新日:2023年5月30日
『日本紅斑熱』はリケッチアという微生物による感染症で、これを持つマダニに刺咬されることで感染します。同じくリケッチアを原因とする「つつが虫病」とよく似た感染症ですが、刺し口の大きさや症状の出現する場所にそれぞれ特徴があります。
日本紅斑熱はつつが虫病よりも死亡率が高く、注意が必要です。
春~秋(マダニの活動期)
2~8日
「発熱」・「発疹」・「刺し口」が主要三徴候です。頭痛や全身倦怠感を伴う発熱とともに全身に紅斑が現れます。
よく似た感染症であるつつが虫病との鑑別は困難ですが、刺し口がつつが虫病に比べて小さいこと、紅斑が体幹よりも四肢末端へ強く出現することが特徴です。
ワクチンはありません。
感染を予防するためにはマダニに噛まれないことが重要です。
農作業や屋外での作業の際には、長袖・長ズボンを着用し肌の露出を防ぎましょう。
マダニに咬まれても気づかないこともあるため、作業後は早めに入浴しマダニに咬まれていないか確認しましょう。
もしも吸血中のマダニを見つけた場合には無理に引き抜こうとせず皮膚科を受診してください。無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあります。
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